今日のニュースで何度もやっていましたが、福島第一原発に震災後初めて報道陣のカメラが入ったそうです。
放送されて私が見たのは三号機、四号機と、五号機、六号機で、カバーがかかったという一号機や二号機は見れませんでしたが、地震や津波、水素爆発の規模の大きさを物語るものでした。
でも、それより私が感動したのは免震棟で働く作業員の方たちと、取材に応じた第一原発の吉田所長。
「死ぬかと思ったことがある」と報じられた吉田氏がいなかったら、この程度では収まっていなかったかもしれないと思うと、頭が下がります。
震災直後、私は何度もいつになったら終わるのか、早く何とかならないのかと苛立って原発で働く方たちに文句を、恨みを口にしました。
いっそ危険を承知で先に進めてくれないかとも思いました。
でも、あの方たちが逃げ出していたら私達はここにいられなかったし、ひょっとしたら死んでいたかもしれません。
そして、今なお働いてくれているからこそ、表向きだけでもいつもと変わらぬ生活ができているのだと思います。
8か月、福島原発にいたという吉田氏は積算線量は「それなりに浴びている」とおっしゃっていました。
きっと世界で今、一番放射線を浴びている方だと思います。ある程度原発が落ち着くまでは現場を離れられないでしょうけれどどうか、健康に留意されて頑張って頂きたいと願います。
私はフクイチで働く方々を心から尊敬し、感謝を捧げます。