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劇団四季 ミュージカル雑感 1

10日に行われた福島での震災後初めての劇団四季福島公演。
ちょっといろいろ思うところがあったので、追加で書いてみます。
感想はちょっとネタバレが入るかもしれないのでお許しください。

当日は高速道路でいわきへ。
磐越道でいわきまで行くのはアクアマリンに行った時以来でしょうか?
いわきに行くのは数度目。
いわきの中心市街平は、浜通りの印象が強いですが、今回の地震で津波の影響は受けませんでした。
一見、どこも影響は無いように見えます。
でも、町を歩くとあちらこちらで壊れた部分の修理がまだ終わっていない様子が見られました。
海沿いは状態がかなり酷かったですし信号も壊れているところが少し。
震災後8か月を経てもまだ手が付けられないところもあるのだな、と思いました。

会場は「いわき芸術文化交流館 アリオス」
多分福島総文の時、吹奏楽の会場になっていましたが、震災の被害が大きくて中止になった場所だったはずです。その後、合同発表会などは行われていましたが。
とっても綺麗な会場で、横向きに写真を撮っても全部は入らないほど広かったです。
でも、玄関前のタイルなどにやはり破損個所が残っていて、工事中のコーンなどを避けて中に入りました。
少し時間があったので、2階のカフェで軽く食べて。
クロワッサンサンドセットが安くて美味しかったです。

「夢から醒めた夢」は開演前のロビーパフォーマンスが有名。
開演30分前くらいからロビーに色々なパフォーマーが出てきていました。
一番人気は何と言っても高足ピエロ。
二人の高足ピエロは身長2.5m以上。
笛で会話をしながらロビーに訪れた人たちを楽しませていました。
他にもロビーではアーチェリーがあって、子供達が参加していましたし、中に入れば小人のハンドベルや兵隊のタップダンス。人形遣いやシャボン玉をするピエロなどがいました。
ロビーパフォーマンスは写真に撮っていいので、みんなカシャカシャ。
中にはピエロと並んで写真を撮ったりピエロにカメラのシャッターを押してもらっている人とかも。
凄く楽しかったです。

会場で顔見知りのTUFスタッフさんに声をかけられました。
TUFはテレビユー福島。今回の公演の主催者で福島の劇団四季公演は90%以上こちらが窓口でやっています。福島の劇団四季公演はほぼ行ってるので顔を覚えて貰ったようなのですが
「お久しぶりです」
のいつものあいさつに
「ご無事でよかった」
と続いたのはやはり、震災後の福島ならではでしょうか?
少しお話もしたんですがとずいぶん劇団四季と苦労して交渉して今回の公演にこぎつけたことを聞かせて下さいました。
昨日も書いた通り、楢葉は現在使用できない状況、各地のホールなども震災で大きな被害を受けて郡山の文化センターも使用できるようになるにはまだ時間がかかりそうだとのことでした。
加え
「放射能の影響が心配だ、という声も劇団内であったらしい」
という話も。
「福島は大丈夫だから」
と説得して今回来てもらったとのことでした。
「今回の演目が『夢から醒めた夢』であることも縁ですね」
というとスタッフさんも頷いて。
「命をテーマにした作品ですからね。震災後たくさんの方が亡くなられた福島で演目次第では上演をはばかられるものもあったのですが命の尊さを伝える『夢から醒めた夢』なら丁度いい、と言えるかどうかわかりませんが良かったと思います」
と。

そう、この『夢から醒めた夢』は命について徹底的に考えさせられるお話。
その内容について書き出すととんでもなくなるのでまた後で。
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