福島原発で、再臨界の兆候が見られたと新聞やテレビで報道されました。
余所でどんなふうに報道されたかは知りませんが。
でも、福島ではそれで慌てた人は、多分、殆どいなかったでしょう
先に書いた通りの文化の日。
お祭りをやって、皆でのんびりと祝日を過ごしました。
結局、再臨界ではなく、核爆発の心配はなさそうだという話ですが、それも気にした人はどのくらいいるでしょうか?
正直な話、私達の関心はすでにフクイチからは離れています。
空気中の放射能数値は一月以上変化なしが微減傾向。
良くも悪くも変わらない日々が続いているので、気にしてらんないというのが正直なところです。
すでに吐き出されてしまった放射性物質、フクシマへの偏見。
私達を悩ませるものは他にたくさんありますから。
もう福島の人間はある程度覚悟を決めている人が殆どです。
そうでない人の大半は逃げているでしょう。
原発の完全終息には約30年かかり、原発にカバーをかけるのでさえ工事が始まるのは来夏。
原発事故は今日明日で、終息するものではなく、一生かけてつきあっていかなければならないもの。
ならば、本当にどうしようもなくなって再避難を命令されるまではここにいる。
と。
もっとも不安も心配も簡単に消えるモノではないのですがそれともきっと一生の付き合いですね。
それに再避難を命じられる日が来るとしたら、その時は福島は本当に終わりでしょうから、その日が来ない事を祈り、願わずにはいられません。