天空不動産編の話。私がずっと言ってるやつなんだけど、牧君の今カレvs元カレの5話屋上でのあれ。
「でも別れたんですよね?」
「あいつは本社勤務で俺は営業所勤務。生活のすれ違いが原因だった」
という部分。これにより、牧君にとっては彼氏と一緒にいられない状況が苦手であることが分かる。この『別れた』を『破局』の意味だとずっと思っていたんですが、

『(住む場所が)別れた』

ってことなんだろうか…。この発想は無かったわ…。牧君を東京に残して上海へ行ったことで『あいつは営業所勤務で俺は上海勤務』という状況を起こしており、春田さんはドラマラストで過ちを犯している状態なんですよね。何で上海行きを辞退して東京に残らなかったの?牧君と一緒にいることより仕事を取った状態ですからね。武川さんと牧君が都内同士の生活のすれ違いで別れたのに、上海と東京に離れるっていう状況悪化させて何でハッピーエンドなのか分からなかった。『別れた』が破局の意味であるなら、ドラマの終わり方って破局が予告された状態ですからね。武川さんの話を理解しているのかいないのか、その2択が必要なのに、プロポーズから上海出発まで丸々1ヶ月すっ飛ばされるため、必要な部分が無いんです。視聴者も「この話何かおかしくない?」という声を上げなかったから、だから劇場版で牧君がいなくなって終わってるんだと思う。私は個人的に番組サイトから何度かメール送ってるけど、こういう感じ方をしてる人ってどのくらいいるんだろうな…。今まで全く見たこと無いわ。劇場版公開前のダイジェスト放送なんて「生活のすれ違いが原因だった」をカットしてるので、そもそもバッドエンドに感じる要素そのものが無いんだけど。
『(住む場所が)別れた』だとしても、劇場版ってそういう状況になってますからね。春田母が帰ってきたことで牧君は実家に帰って春田家と牧家に住む場所が別れ、最後はシンガポールへ行き、シンガポールと東京に別れることになる。

武川さんと同じことを繰り返してるから同じことが起きる。『春田創一が第2の武川政宗になる』ということはドラマラストで察しておりまして、ループ物だろうなということもすぐにではないですが察しておりました。ドラマと劇場版比べてみると、同じこと繰り返されてる部分いろいろありますよ。時間自体は進んでいますから気付きにくいかもしれませんが。春田さんが帰国した時には牧君は本社に戻っていて、まさしく「あいつは本社勤務で俺は営業所勤務」になっていますね。破局という意味では武川さんと牧君は別れていなかったと私は思っているのですが、武川さんから見た場合、1話で牧君は春田さんから誘われて春田家に行ってしまうんですね。本社勤務の時は実家から通ってたので、営業所に来てからも実家(もしくはウィークリーマンション)にいると思っていて、お付き合いしてるのに牧君が他の男の所に行っていることを知らなかったんですね。これを劇場版の春田さんに置き換えてみますと、春田さんは牧君が営業所にいると思っていて本社に戻ったことを知らなかったですね。あのどう見ても浮気現場を見られて、追いかけることも電話もメールもしなかったのが信じられんわ…。そりゃあ牧君も黙って本社戻るよ。で、最後にはシンガポール支社から誘われて牧君は行ってしまうわけです。そもそも春田さんが牧君に無人の家預けて上海行ったことが先にあるわけですけど。
あと、武川さんは牧君のことはきっぱり諦めて部長と付き合うことになったようですが、春田さんは本社のプロジェクトリーダーの話を断って、営業所に残りましたね。これって言い換えれば、春田さんは牧君の所へ行くことより部長といることを選んだわけですね。『春田と牧の物語』として見ると中途半端に終わってる感じがするのですが、『武川さんと同じことを繰り返してるから、春田創一が第2の武川政宗になる』というループ物の観点から見ると、実は劇場版ってきっちり完成してるんですよね…。武川さんから見たら、牧君って別の男の所に行って帰ってこなくなっちゃったわけですし、シンガポール行っていなくなってこれで完結だっていうのも、同じようなものな気がする。

ループ物だとするとそこから抜けるにはきっかけが必要になるはずですし、まあ、武川さんと牧君の過去の話ですよね。武川さんのあるセリフから牧君の過去の姿を見付け出すっていうあれでいいはず。OB訪問の時に、今とは全く違う子だったっていう片鱗は見せてますからね。
空編への急な移行で、実は新たなループが発生している。牧君がシンガポール行っていなくなって、直後に春田創一と黒澤武蔵の別の新作というのは、ドラマ6話ラストで牧君が出ていっちゃった直後の部長と同棲の急展開を再現しているように見える。公式Twitterとかで牧君を一切出さないのはそういうことのような…と思うと、私は納得です。公式がファンの気持ちも考えないで何も説明もしてくれないから納得できないでいるファンも多いと思うけど、もし本当にこうだとしたら、公式もメディアも説明しちゃいけない所なんだわ。

私は元々アニメとかゲームとか2次元系の人間なので、ループ物だとかパラレルワールドだとかの設定も「2次元系にはよくあるよね」って感じなんだけど、TVドラマにはあまり無さそう…?貴島Pも徳尾さんもマンガが好きだってことは対談とかでよく言ってますからね。ドラマなんだけどアニメ誌に記事載ることも結構ありましたし、あとpixivで公式にイラコンやってるあたりとかも、アニメとか好きな人にもPRしてるのは確かなんですよ。おそらく右脳で見るか左脳で見るかっていう部分でも大きく変わるんだけど(専門知識は無いので『おそらく』としか言えませんが、意図的に見方の切り替えはしてる)、私には一般的な解釈や感想とは全く違う見え方をしてるのは、2次元系の感覚も入りつつ見てるってことが大きいような気がする。

新作で空を舞台にするのは、牧君に会いにシンガポールへ行くことができないからじゃないかなと思う。シンガポールは同性愛禁止の国のようで、牧君も「来ないでください」って行ってそうな気がする。春田さんって牧君が本社の上司と仕事の話してるだけでも嫉妬してるくらいだから、同性愛禁止の国なら「浮気できないから安心でしょ?」ってシンガポール行きを決めたんじゃないかと…。春田さんも会いに行けなくなるわけだけど。
だから牧君に会いに行きたい気持ちがCA春田に引き継がれて代わりに空を飛んでもらう、そういう繋がりであるような気もする。CA春田のいる世界に牧君がいるわけではないんだけど。

あくまで『私の目からどう見えているか』という話ですから。公式が言ってるのは『天空不動産編は映画で完結』ですから、私が言ってるのはファンから見た推測と希望なので。『矛盾・違和感・話がよく分からない』という意味で不可解な部分が多かったから、仮説を立てる→検証する、という地道なことを繰り返して、違うと思ったことは捨てる。公式はちゃんと説明してくれないので、「これだ!」というピンと来る解釈に辿り着くまで仮説→検証の消去法を繰り返して絞り込んで補っている状態です。
『すでに作中に出てきている出来事やセリフを伏線として回収する』という方法で、劇場版のその後っていうのはおおよそ予測もできます。単発版の中のあるセリフも大事。綺麗に話がまとまる状態になってるのに、やらずに完結なのかって公式には送ってあります。映像が無理ならノベライズで、とも言っておきましたが、私は過去編(武牧)も続編も諦めるつもりは無いよ。

26日は仕事なので応援上映は不参加です。入場プレゼント気になりますね。メモリアル的なの配っちゃうと高額転売が目に見えてるので、そういうのではなさそうな気がするけど…?

ところで今頃気付いたけど、ドラマでも劇場版と同じ所に牧君のエプロンかけてあるのね。フックか何か、ドラマで青いのが映ってるので、劇場版でちらりと見えた青いのは付箋のゾウじゃないですね。だとしたら付箋は本当に分からないんだけど、映像で映ってるシーンって本当にあるのか…?

考察もまだまだ書きたいことあるし、手芸もやりたいし…と思いつつ、ここ数日は春牧の二次書いたりしてました。そっちがようやく1本終わったので、手芸のアイディアが溜まっているのも作っていきたいです。

15日に拍手3件ありがとうございました!