こちらタモリだ。
イチハチ サンマル
パーティー会場に潜入。
任務了解
内容‥エビチリの奪取
これより作戦行動に入る!
(↑なんやねん)
というわけで
(・∀・)
前記事にも書いたパーティーに行ってきました。
友達の知人の飲み屋さんが30周年を迎えるというお祝いの集まりでして
セレブパーティーとは言わずとも、(笑)
結婚式の披露宴二次会みたいな?雰囲気ですた
集まった人数は50人ちょいでした。
(^^)
受付をすますと、芸能新聞の号外のようなものを渡された。
どうやら主催側の人が今回のために手作りで作った号外新聞だ!
その記事には、
Vサインと笑顔で写る店のママさんの写真。
ちなみにこのママさん とてもステキな方なんです。
飲み屋のママというと、化粧バッチリだったり気が強くて声がドスきいてて‥だったり ってイメージある人もいるかもしれませんが
このママさんは
ほんと、田舎の どこにでもいそうな お母さんって感じなんです。 年齢は60くらいかな?素朴で ほんわかしてて優しそうで。うん。
おれは
手渡された記事を読み上げた。
『ついに、〇〇が30周年を迎える!ママさん・〇川〇子さん(22)がなんと引退説を撤回し現役続行を宣言!生涯現役を誓い、更なる発展を決意したことが明らかになった!今日20日に〇〇市内のホテルで記念のパーティーを行い、夕方にも記者会見を予定している。詳細は次号で‥』
ん?
22歳?
30周年なのに、
22歳?
(・ω・)
どうやらママさんは60を過ぎても
永遠の22歳
ってやつらしい!
(^w^)
すてきだ!
(´∀`)
そんなこんなで
パーティーは進行してゆく。
料理はなんと
中華!
(⌒〜⌒)
エビチリ食いたいという、ぼくの呪いは現実と化すのであった!
テンションはあがるね!
さらに週末で仕事から解放されたのも重なり、お酒が進む。
ぐびぐび!
(・ω・)
隣にいた知らないおじさんに お酌したりしてたら ちょっと仲良くなりました(笑)
人生は一度きりだからな。というありがたい教えをいただいた。
いかにもどこか企業の社長みたいな風貌の人に言われるとなんだか重みが違う。
さらに話していくと
「おれが若いころはな‥この辺にもキャバレーがあってな!もうたまらんの!」
男がいきつくとこはやはり下ネタかエロスなのである。
キャバレーがどうこう語るシャチョサンは 少年のように目がキラキラしていて ぼくはびっくりした。
そんなぼくらを横目に
同席していた友達A(♀)が 寂しそうにぽつりとつぶやいた。
A
「ちょっとタモ聞いてー。」
タモ
「んー?」
A
「あたしね、好きな人いたんだけど‥‥‥
‥その人、
今日、
結婚式なんだ。」
タモ
「な、な、な、なぬー!」
いやはや、
ぼくだって木の股から生まれたわけではない。自分が惚れた人が、自分ではない誰かと結婚してしまうだなんて想像しただけで心が壊れてしまいそうだ。
タモ
「式の会場は?」
A
「〇〇館だよ。」
タモ
「よし、それじゃあ俺はこれから〇〇館を破壊しに行ってくる!」
A
「いや‥もう式終わっちゃってるから」
タモ
「ぬう‥。泣いていいんだぞ!」
A
「いや!あたし泣かない!」
タモ
「じゃあ飲むぞ!今夜は飲むぞ!」
やつは大丈夫だろうか?友が心配であった。
こうして
夜はふけていく。
しばらくすると、司会の人の案内と共に綺麗な服装にドレスアップしたママさんが会場に現れた。
拍手と共に入場する
ママさんはどこか照れくさそう。
わたしの代わりに誰か、と言っては
主役はあんただろとつっこまれていた。
お店の人や常連さん、昔から付き合いの長い方々に花束を渡されたママさんはすごく嬉しそうだった。
マイクを向けられたママさんはみんなの前でこう言った。
「30年間、素敵な人たちにめぐりあえて、ほんっとうに幸せです」
30年も個人のお店を経営するのは大変なことだよなあ。
ここまでの道のり、どんな苦難を乗り越えてきたのか
ぼくみたいな若造には計り知れないものだと思う。
そして現在のこの不況のあおりをダイレクトで受ける業界。
近年の派遣切り騒動が追い討ちをかけるように、客足を失った隣街の飲み屋街なんて100軒近くの店が潰れている。
そんな世の中だけど
いや
そんな世の中だからこそ
いまこうして
30周年のお祝いに、って
おめでとうって
たくさんの人たちが 集まっているのが
ほんと素敵なことだよなって思ったんだ。
いくつもの人生があって
いくつもの物語があって
物語が物語を交差してゆく。
人は皆
旅人だね!
ごちそうさまでした!
(・∀・)