迷い猫の路地

たまに、というか、最近はよくあることなのだけど
夢の中ですごくリアルなことが起きることがある。

たとえば
メル友さんからの返信を読んでたり
どうしてるか気になってた相手からLINEが来てたり
全部全部私の願い通りに夢の中では事が運ぶの

目覚めて夢だと気付いて少しの虚しさ。


今朝は隣で寝てる人と話していました、


「ドキドキしてんのは勘違いやで」


って本当にリアルよね。
夢じゃなかったり、して。

本当に話さなかった、な。
言いたいこと聞きたいことはたくさんあったけれど
必要ない気がした。色々と。

言葉を必要としない関係のなんと心地好いことか。
強い力で抱き締められるだけで良い。
言い換えればそれ以上にもそれ以下にもならない関係性なのかも知れないけど、今はそれで良い。

私の周りには、許してくれる人が多すぎて、いけないな。甘えてしまうよ。
こんなにも、無条件で甘えてる、と実感するのは25年来今だけだ。
こちらからは何の見返りも与えていないし、求められてもいない。
そういう人が集ってきてくれているのは、神様からの蜘蛛の糸なのでしょうか、

姿で帰路につく。


ごめんね、ありがとう。



私にとってはとても救われたお話、
でも、気分を害する方もいるかも知れないから
それでもいいよって方だけどうぞ




















何のしがらみも何の感情もない、ただの欲望捌け口
そのつもりでいたけれど、
奴はとても優しくて、
私は戸惑いを隠せなかった。

包んでくれたのは私の弱さ
一晩中付き合ったる
と言われてアホかと受け流してはいたが
本当に一晩中腕枕をして抱きしめて、たまにキスをして
まるで本当に愛しむみたいに
頭を撫でてくれた。

罪悪感、
そんなものを感じるような
類いの行為ではなかった。
言葉少なに空間を共にして
ただ、私の隙間を埋めてくれるような

長い夜のたった一時だけ身体を重ねて
必要以上に乱れることもなく
あとはひたすら私を甘えさせてくれたのだから
満足なんてしなかっただろう

恋人か他人か、で分けるなら間違いなく他人であり、お互いに恋愛感情があるかと言えばそうではなく、また欠かせない友人であるかと言えば二年間も連絡を取らなかったその間柄は知り合い、程度に留まるのではないかと思うけれど

それ故に欲求もほとんど抑えて
胸の中に飲み込んだ、
翌朝には色んな感情で荒れているだろうと思っていた、でも

別れ際に伝えたかったのは
心からのありがとう。



食事をしているときに語る諸々が素晴らしくて、この人なら、と思った直感は多分間違いではなく
このタイミングでいきなり連絡がきた、
それは、きっと這い上がる気力になる。



だからと言って
これが恋愛に発展するかと言えばしないだろうし、私の想い人が変わるわけではないが
何がきっかけになるかは分からないということ

人には色々な人生がある
って言っていたけれど
奴と対等に話せるくらいには、前を向こう

そんなことを、少しだけ
思いました。