「あらまぁ?こんな所でどうしました?お腹でも痛いのですか?お医者様に診てもらいに行きますか?」
「いや…ここでいい…」
「そうですかぁ。なんだかすみません、私には心が無くて誰かの気持ちというのがわからないんです。兄弟がいるんですけど私だけブリキで生まれて、きっと私だけ失敗しちゃったのですね」
「……」
「でもでも!だからって私めげません!大事な動物達やお客様にいつか私の愛情を受け取って貰えるように頑張ります…って、すみません!こんなお話長々と具合の悪い方に聞かせてしまって!!」
「…平気だ……お前の愛情、伝わると良いな…」