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君は誰に迎合しているの?

私は日々の業務でいつも焦っている。時間が足りないのだ。
早くしなければ早くしなければあれもやらないとこれもやらないと・・・
その時だったSigのこの言葉が私の頭に響いてきたのは

Sig「迎合・・・してるんだね」

今回の言葉はすぐに分かった。
Sigは私の仕事に対する焦りを脅迫的なものと見抜いていたのだ。
時間に追われているのが焦りの原因ではない
本当の焦りの原因は人間関係にあった。

「ここまでしておくべきだ」という期待
「あれが出来ていないじゃないか」
「これをする時間はあったはずだ、何故やらなかった?」と
責められることを恐れ、また認めてもらうために
期待通りに、否、期待以上のクオリティを目指した。

まさに迎合している。

Sig「あおやまさん、この宇宙に他者はいない
他者というのはあおやまさんが見ている幻想さ

あおやまさん、他者がいないのに何に迎合するんだい?
あおやまさんが迎合するとそこに他者という幻想を創ることになる、
幻想は分離の幻想を強化させ、あおやまさんは自己を小さくしてしまう、
あおやまさん、宇宙は自分の偉大さを経験するために
相対性の世界を創ったんだよ、
宇宙はどんどん偉大さを増していく、今この時も、
・・・あおやまさん、もし、仕事のクオリティを
求めるなら迎合からではなくて愛からするんだ」

あおやま提督「迎合は世界を分離し、自己を小さくする・・・
愛は世界を一つにして、自己を偉大にする・・・」

Sig「そうさ、あおやまさん、辺りを見回してごらん?」

私はぐるりと辺りを見回した

Sig「すべてが幻想なのに一体、何に迎合出来るんだろうね?

むしろ頑張っちゃダメなんだ!

Sigはこの世界で努力をすることはむしろ推奨しないと言う。

あおやま提督「なぜだい?怠惰な者になれと言うのか?」

Sig「あおやまさん、努力しないことは悪いことじゃないんだよ
宇宙はあおやまさんの願いを叶えるよ」

あおやま提督「そう、願いだ、願いをかなえるために
必死に努力するんじゃないか」

Sig「僕の言ってる"叶える"と
あおやまさんの言ってる"叶える"は違うものを
指しているよ」

相変わらず理解するのが困難なことを言う天使だと
あおやま提督は少し苛立った

Sig「あおやまさんは特定の結果(成功)を実現しようとしているね?」

あおやま提督「そう、夢の実現、成功こそ人生の目的ではないか」

Sig「実現しないと成功できないのかな?まだあおやまさんは
成功していないのかな?」

あおやま提督「まだ成功の"せ"の字もしていないね」

Sig「あおやまさんはすでに成功しているよ!」

あおやま提督「なんだって!?もしかしてこの程度が
私の人生における成功だとでも言うつもりか!?
Sig!私はこんな程度で終わる気はない!」

Sig「落ち着いてあおやまさん、
僕はあおやまさんを値踏みしようとしてるわけじゃないんだよ!
いいかい?よく聞くんだよ、あおやまさんは…
今、成功した、そしてこれから成功するところ、そしてとっくに成功した

本当の許しとはあなたが幸せになることを許すことさ

あなたは幸せになって良い。
それが世界の幸福につながるとSigは言う。
人は一日のうち何度か幸福感を味わうという。
しかし、その中で人は「自分なんかがこの幸福を味わう
資格があるのだろうか?」と考える。
そしてせっかくの幸福を手放す。

あおやま提督「幸福の途中で何か騙されてるんじゃないか?
何か大事なことを忘れてるだけで本当は切羽詰まった状態
なんじゃないか?とひどく不安になるんだ」

Sig「そして今の幸福に疑いを持つ」

あおやま提督「そう、そして結構な確率で、
"あ、あれしておいた方が良いんじゃないか?
しまった、そうなるともう時間がないぞ!"と
慌て始めるんだ」

Sig「なにを幸福感なんて感じてたんだ?
自分はなんて馬鹿だったんだろう
自分の人生に幸せなんてあるはずないじゃないか
そんな資格があるはずないじゃないか」

あおやま提督「おっしゃるとおり、そして後悔と悲しみの中
ストレスと疲労を溜めていく、でもね、」

Sig「でも?」

あおやま提督「幸福を捨ててなかったら"しなければならないこと"を
忘れて大惨事になるところだったんだ」

Sig「"しなければならないこと"なんて何もないよ、あおやまさん、
それは幻想だよ」

あおやま提督「幻想・・・でもそれをやっておかないと現に
困る人が出てくるし、それで迷惑が掛かっちゃうと私の責任になる
そうなると・・・」

Sig「責められる?」

あおやま提督「いや、私が責められることは良いんだ
だが、結果としてほかの人に迷惑が掛かるとそれは・・・
だって、人が困ると・・・」

Sig「・・・ありのままを言ってごらん」

あおやま提督「・・・怒られるのが怖い」

Sig「怒られるのが怖いんだね?」

あおやま提督は"恥ずかしそうに"小さくうなづいた。

Sig「よく言ったくれたね、ありがとう。
ところであおやまさん、"怒られるかもしれない"と
"怒られてること"は違うね、あおやまさんは
幸福を自ら手放すとき、"怒られるかもしれない可能性"に
不安を感じるのか"怒られて"困っているのかどっち?」

あおやま提督「怒られるかもしれないという
杞憂で終わるときばかりだと良いんだけど、残念ながら
人生は厳しい、実際に幸福のさなかに突然非難されて
怒られるときもあるんだ、人によってはこんなことばかりで
"幸福イコール不幸の前触れ"と思っている人もいるよ」

Sig「宇宙は望んだ経験を創造するよ
人に非難されるところばかり思い描いたら実現するね
宇宙の法則がしっかりと働いている証拠さ」

あおやま提督「しかし、それじゃあ、幸福の中、わざわざ
私が不幸を望んだということなのか?
幸福を感じている途中、なぜ不安になるのだろうか?」

Sig「それが相対性の世界、幻想の世界の特徴さ、
あおやまさんが右に寄れば左側が同時に生まれる
そうすることによってはじめて自分が右に寄ったという認識、
経験が出来るからなんだ」

あおやま提督「ということは不幸があるから幸福が
どういうものか分かると・・・あ、Sig思い出したよ!
私は自分が不幸な時、周りが幸福に見えてたよ、
"自分だけが不幸で周りはのんきに幸福になりやがって"と
思っていたよ」

Sig「衝撃の真実を教えてあげようか、あおやまさんが不幸な時、
周りは本当に幸福だったよ」

あおやま提督「・・・やはりか」

Sig「そうすることであおやまさんは不幸の立場を取ることが
出来たってことなのさ、宇宙はあおやまさんの願ったことを叶えた」

あおやま提督「ちょっと待ってSig!じゃあこういうことかい?
右があるから左がある自分が右になれば左が生まれる・・・
私が不幸になればその反対の幸福者が周りに生まれる
じゃあ、私が幸福になればみんな不幸になるのかい?
それはひどい話じゃないか?」

Sig「あはは、あおやまさんは優しいね、でも安心して、
あおやまさんが幸福になっても周りは不幸にならないよ、
どういうことかって?あおやまさん、幸福とは何だろう?
あおやまさんはソーシャルゲームに興味があるかい?」

あおやま提督「いや、ないなぁ」

Sig「じゃあ、何者かが勝手にソーシャルゲームに
あおやまさんのIDを作って、そのIDに本来100万円くらい
つぎ込まないと出てこないような超レアカードを引き当てて
ストックしていたら、あおやまさんは幸福かな?」

あおやま提督「ぜんぜん」

Sig「でもそのゲームを真剣にやっている人からすると
天にも昇るほどの幸福で歓喜すると思うよ」

あおやま提督「だろうね、そうか、不幸か幸福かは
絶対的なものではなく主観的なものなんだ・・・


Sig「あおやまさんが"あの人不幸だろうな"と思う人も幸福な場合がある、
その逆もね、でも究極的にはあおやまさん含め世界全体が幸福なんだよ、
なぜなら不幸な人も不幸になるという願いが叶っているからさ」

あおやま提督「そんな願いは叶えたくないなぁ」

Sig「それなら別のものを願えば良いよ」

あおやま提督「そうしたいんだけど、なんか不安になっちゃうんだ、
どうすればいい?」

Sig「そこで"許す"ということさ、幸福である自分を許す
幸福になろうとする自分を許す、今の自分を許す」

あおやま提督「私は許されるのか・・・」

Sig「もちろんだよ、あおやまさんのすべてを許そう」

あおやま提督「ありがとう」

許すということ魂の課題

思えば私の周りには私のことをイライラさせるような人ばかりだった。頭の弱い人、図々しい人、理不尽に怒る気分屋、高圧的な人、常識から外れた行動をとる人、決まりを一から十まで押し付けて細かいことまで口出ししてくる人、いつも不機嫌な人、偽善者、「どうせ私なんか」と自分自身の価値を認めない人など・・・。なぜ私の周りにはこんなにイライラさせるような人ばかりなのだ?と嘆いていた。しかし、今日、気が付いた。私は彼ら全員に対して同じ一つの思いを抱いていたということに。「こんな奴相手にしたくない。どうせお前らの頭じゃ私の言ってることは難しくて理解できないだろう。レベルが違うのだから。イライラさせやがって、お前らの存在なんて認めないからな!無価値な野郎どもが!」こうやって心の中で人に毒づいていた。

果たしてこのような思いが渦巻いていて幸せになれるだろうか?
火を見るよりも明らかである。
心の平安のためには彼らへのイライラからの解放こそ最重要課題なのだ。
許すということ。彼らを許すこと。
「バカだなぁ・・・でもいい。許そう。」
「無礼者め・・・まぁいい、許そう。」
「何言ってるのか全然わからん、まぁいい、許そう。」
「こんなに仕事残して帰りやがって!まぁいい、許そう。」

こうやって今日はあらゆる人を心の中で許し続けていた。

すると何が起こったか!?

何と自分自身を許し始めたのだ!!

「寝不足が続いてるけどまぁ、許そう。」
「しょうもないことばかりして時間ばかりつぶしてるけど、まぁ、許そう。」

「今の人生を許そう」



「何でも好きなことをするがいい。何でも許そう。」

この言葉にどれだけの解放感があっただろうか。
人を許したら、自分を許していた。

これがまさしく「私が人に対して行ったことはまさに私に対して行ったことなのである」というやつだ。

これに今日気が付いたわけだが、よくよく考えてみると
私の周りにいる人々はみんな、この「許し」を体験するための
きっかけを与えるためにいるのではないだろうか。

「許し」これが魂の経験したかったことなのかもしれない。

やはり魂は、宇宙は完璧ということなのだろう。
more...!

この世界は幻想さ。

Sigはこの世界を幻想だという。
この世界は私が見たものを私が解釈して私が見たい世界を
創り出しているのだという。
また私というものはなく、私は私という体験をしているだけである。
つまり私ですらが幻想なのだ。

では私の意識、私の感じる部分はどこにあるのだろう?

Sig、私自身が幻想なら「幻想だ」と
聞かされた私はなんなのだ?
「私という幻想」を経験している何者かは
どこに存在するのだ?

Sigは微笑んだ後、静かにこう言った「目を閉じてごらん」

私は目を閉じた

Sig「あおやまさん、ここが僕らの住む世界さ
目を開けているときに見ていた世界こそ幻想、本当はこっちが
真の世界さ」

あおやま提督「この真っ暗な空間が?」

Sig「真っ暗?本当に真っ暗かな?よーく見てごらん?」

あおやま提督「・・・」

Sig「・・・」

あおやま提督「・・・分かった。いろんな色の粒がまるでアナログテレビの
砂嵐のように動いてる」

Sig「それこそ物体を、世界を生じさせるための素、
今、あおやまさんは幻想を見るのをやめたから
世界の本当の姿が、何ものでもない粒子として浮いてるだけ
になっている。あおやまさんが再び世界を創り出そうと思えば
粒子たちは今までいた世界を構築するよ一瞬でね。
創り方?目を開ければいいよ」

あおやま提督「Sig、それは単に目を瞑ってまた目を開けただけじゃないか。
粒子みたいなのだって網膜の残像かなんかだろう?」

Sig「あおやまさん、それこそ幻想だよ。目を瞑った目を開けた。
その感覚こそ幻想さ、なぜなら世界は君に幻想を見ていてもらいたいから、
君が一人の人間として生きているという幻想を見せているんだ、
あおやまさん、本当は"目を瞑った目を開けた"じゃないんだ
"幻想の中に入り込んだ、幻想の世界から抜け出した"なんだ」
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