いい朝だ。
賃貸の和室は嫌われがちだけど、使いようだなあと思う。
お布団にしているから、押入れにしまってしまえば広々。部屋に合わせたインテリアで飾って。
障子から差し込む自然光に目が覚めて。
お風呂に入ってパックしながらぼんやり窓を開けて風を感じる。
クッションに座って、これから本でも読もうか。


昨日、彼に言われた言葉で沈んだ心なんて片隅に掃いて置いておこう。


「掃いて捨てて」はあげないところが、私の卑しさであり、矜持でもある。