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福島の希望になるか?

本当は昨日書く予定だったのですが、楽天の優勝に浮かれて。
昨日の新聞の、そんなに大きくない記事ですがこんなのが載っていました。

「食品の放射性物質測定 非破砕式の検査機量産へ」
「福島の2社 価格 従来の3分の1」

要約するとこんな感じ。
東北大学の石井慶造教授が開発した、食品の放射性物質の非破砕式の測定器がこのたび量産されることになった。
700gから3kgまでの検体を調べることが出来、5分程度で結果が出る。
検出下限は1kgあたり20ベクレル。
価格は税込み1台285万円、これは同精度の測定器と比べると3分の1の価格である。
東北大学が開発、特許を申請している技術であるが、石井教授は製造する2社にほぼ無償で技術を指導したため価格を抑えることが出来た。
福島市では10台を購入し支所に配置する。
石井教授は
「放射性物質の測定機器開発を福島の地場産業として根付かせたいと語った」

これはかなりすごいことであると思います。
非破砕型ということは、検査後検査したした品物、そのものを販売できるということです。
今までは殆どがサンプル検査であり
「この品物は何ベクレル」
とはなかなか言えませんでした。
ですがこれがあれば、この品物は検査されていて安全だとはっきり売り出すことができるわけです。
この機器が信頼できる性能を持っており、福島県全体に配置されれば福島の農産物を全部検査して、そのデータを添付して売るなどができ、風評被害に正確なデータを持って反論できます。
下限20ベクレルじゃ危ないという人もいるかもしれませんが、あの武田氏でさえ40ベクレル以下のものはほぼ安全と言っています。
20ベクレル以下であるのならかなり安全と言えると思うのです。

放射性物質に苦しめられるのなら、それを逆手にとってそれをビジネスにしてしまう。
そういう発想が私は大好きです。
いつまでも被災者なんかでいられませんから。

この測定器が二重、三重の意味で福島の希望になってくれることを祈って止みません。

明日は東京に行くので更新はお休みするかもしれません。


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