迷い猫の路地

誰だって少なからず
他人の人生を歪ませて生きている。




感情のままに言葉を口走る私ですが
この上なく理性的でもあって

どんなにキレても感じてもどこか理性的な部分で
冷静に事態を把握している

それが酷く目障りだ。


理性的な判断に従わざるを得ない脳の命令は
正しいけれどつまらない。



色々考えて、というのは語弊がある、
が、

新しい道へ進もうと思っていた。

けど、

やっぱりしばらくは駄目だ。
断ち切れない。

次へ次へと渡り歩いてきたけれど
これだけ脳内を支配されるのは初めてだ。


しばらくはひとりで
此処にいよう。



傷付けて、傷付けて、傷付けて
欲しいものを探すんだ。
求めて、求めて、求めて
背を向けて眠る。

ごめんね、



哀しみに喰われる。