*赤司*

月曜日

「赤司君、次の他校との練習試合の事でなんだけど、今良いかな?」

「あぁ、構わないよ。」

火曜日

「赤司君、これ、監督から部の連絡事項。」

「あぁ、有難う。」

木曜日

「赤司君、さっき虹村先輩と会ったんだけど、赤司君のこと探してたよ?」

「そうか、分かったよ。携帯で連絡を・・・」

「あ、それがね、虹村先輩携帯忘れちゃってて・・・」

「連絡が取れないな。」

「だから『見かけたら声かけるから、そっちも見かけたら声かけてくれ』って言ってたよ。」

「分かった・・・ところで皐月。」

「ん?」

「皐月は、俺のことが苦手かい?」

「え?」

「他の人達とは違って、ほとんど部活のことでしか話を振ってこないな、と思ってね。」

「え、いや、そんな事は、」

「いや、苦手なら苦手で別に構わないんだ。食べ物や教科でも好き嫌い、得意不得意があるように、人にも同じ感情が人間誰にでもあるだろう。だから、」

「ち、違うよ!苦手とか思ってないよ!?ただ赤司君は、他の人と違って話し掛ける時緊張するって言うか!」

「そうか・・・」

「わ、私なんかが世間話振っちゃって、良いのかな、とか・・・でもほんと苦手とかそんなんじゃなくて!むしろすっ、」

「・・・」

「す、・・・すき家で、牛丼を食べながら、い、色んな話を、したいなーって・・・」

「・・・」

「お、思って、まして・・・(消えたい)」

「・・・そうか。じゃあ今度行こうか。」

「・・・え!?え、すき家に!?え!?」

「皐月が言ったんだろう?」

「いや、でも、」

「行けそうな日が決定したら連絡する。」

「え、あ、」







「・・・赤司君と今度すき家に行くことになった。」

由「え?」





ギャグか(笑)
赤司君がすき家で牛丼とか想像したらニヤけた(笑)
実は苦手じゃないって分かってる癖にこういう話題を持ち掛けてくる赤司君。でも予想外のすき家で牛丼に、あの話の後心のなかで密かに笑っていたら良いな(笑)