そのウサギちゃん達を見た瞬間、完全に私の中で死亡フラグが成立しました。

あの耳付けられんのかよ?

いや、絶対無理だろ(--;)

神田川に飛び込んでも良いから、あの耳だけは回避したい。

ってか帰りたい。

汗が滝の様に流れて来ました。

とりあえず着席しましたが、顔じゅう汗だらけ。

パンツもびちょびちょ

何も頼まずに帰る作戦を考える間もなく、メイドさんがメニューを持って来ました。


「御主人様お腹は空いてますか?お食事ですとこちらのお土産と記念写真の付いたセットがお奨めです♪」

どうやら、ウサギの耳はセットに付いてる記念写真用のグッズかお土産みたいです。

と言う事は、セットを注文しなければあの耳は付けなくて済む?


「いえ、お腹は空いて無いです。」


「では、こちらのセットはいかがですか?」


「いえ、セットじゃないのが良いです。」


「ではこちらのお絵かきが付いたカプチーノはいかがですか?」


「お絵かきだけですか?」


「お土産が欲しいですか?」


「いえ、お絵かきだけが良いです。」


「ではカプチーノ単品で宜しいですね?」


「はい。単品でお願いします。」

待つ事10分くらい?

別のメイドさんがカプチーノを持って来てくれました。


「御主人様好きな動物は何ですか?」


「茶色いパンダ!」


「茶色いパンダ?茶色いパンダは難しいニャン♪猫とかウサギとかワンちゃんだと?」


「じゃ〜ウサギで」

つづく