はかりあい

彼女ができたことを知った
だから離れようと思った。
でも、言われてしまった。
ぺっととして、大切で。
離れなくていい。隣に居てって。

会えもしないのに、
直接調教できることもないのに、
そんなこといわれるなんて思わなかった。

端から見たら狂ってるのかもしれない。
だけど、ごしゅじんさまにはぺっとに恋愛感情なんてものはない。

あたしには…あった、のかもしれない。
よくわからない。好きだといっていたけれど。
ぺっととして、とずっと言われてたから。
でも、好きって言われるうちに好きが膨らみすぎて愛に変わりかけていた。
これはぺっととして、じゃない。
だから、あったのかもしれない。そんな感情が。
そしてごしゅじんさまの存在に完全に依存してしまった。
ごしゅじんさまが、君が離れるのは嫌だ、と。
いろんな話も出来て依存してくれて調教できて大切で…といってくれたとき。
嬉しくなかったと言えばきっと嘘だ。
ずっとそういう、petとmasterのような会話を繰り返していたから。

ごめんなさい。ごしゅじんさま。
ぺっとはまだごしゅじんさまのぺっとでしか居られません。