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家族ゲーム#7

「沼田家の崩壊は….

もう誰にも止められませんよ」


来るとこまできたというか,ようやく崩壊している事実に直面するときがきたという感じですね.

今までに何度も先生が向き合うきっかけを与えたり,助言をしていたにもかかわらず,向き合おうとせず目を逸らしてきた沼田家.

もちろん,先生が引っ掻き回したことで崩壊に拍車がかかったのは事実です.

しかし,それは一因にすぎなくて,崩壊の原因は沼田家自体にあったのです.


「だったら,家族ごっこはもうやめろよ!

そうやって見えを張って,うわべだけの家族を演じてきた結果がこの状況を招いたんだろ」

先生が来る前から“家族ごっこ”をしていた沼田家は,崩壊のそのときまで誰かが用意してくれるきっかけを待っていただけ.

自分しか見えず,自分のことしか考えずにいた沼田家の人たちは,後戻りできないところまできて,ようやく事の重大さに気づくのです.


「その家庭教師にここまで身ぐるみ剥がされたんだよ.あんたたちは.
何もかも失いかけてるんだよ.
悔しかったら,ちゃんと家族になってみろよ」

他人である先生につつかれただけでいとも容易く壊れる家族.

いくらでも向き合うチャンスはあったのに,蓋をしてきた結果がこの有り様です.

今回,お母さんの株の損失ですべてが表面化しましたが,これも先生が与えた試練だったのかもしれません.

仮にお母さんに100万円を渡したのも,主婦仲間に入れ知恵させたのも先生の差し金だったとして,その誘惑にお母さんが勝つことができるか,家族と自分と向き合ってくれるか試そうとしていたのではないでしょうか.

事実と向き合わせるため,自分の弱さと向き合わせるため,様々な罠や嘘を何重にも仕掛けることで試練を与え続けていた気がします.

ただ壊すのが目的ではなく,自らの欠陥に気づかせるために仕向けていたことなのかもしれませんね.

ここまできてしまった沼田家が次に向かう場所は.

崩壊の先に果たして再生はあるのか.

沼田家が辿り着く終着点が気になります.


「生きていれば,まだ変われます」

お母さんに対して言ったこの言葉は,先生自身への言葉でもあるように思いました.

変えることのできなかった過去の自分への呵責.

先生は何を背負って,何を悔いているのか.

少しずつ見えてきた先生の過去は,慎一くんや真希が調べた情報とは異なっているように思いました.

教室で“吉本荒野”と会話していたあの様子だけで判断するにはあまりにも情報が少ないですが,あの通りであるならば“吉本荒野”の母親との会話は繋がる気がしました.

「これからも「吉本荒野」を名乗り続けるよ」

その理由は未だはっきりしませんが,“吉本荒野”の名を語ることで,本物の“吉本荒野”がどういう人間であるかを知らしめるのが先生の目的なのかもしれません.

自分の名を捨ててまで名乗り続ける理由.

「吉本荒野は,そういう人間なんですよ」

この一言に凝縮されている気がしました.

ただ,あの一部だけで判断してしまうのは危険というか,もっと根深くて複雑な過去が隠されていると思うので,もう少し静観する必要があるのかもしれません.


最後の最後で突きつけられた事実.

真希と先生の楽しそうに会話をしている様子に,今まで積み上げてきたものが崩れるのと同時に,「こういうことだったのか」と一本の糸が見えたような気がしました.

やはり今までのことはすべて先生の計画のうちだったのでしょうか.

お父さんも慎一くんも,そして視聴者も,見事に掌の上で転がされていただけなのでしょうか.

もしかしたら,まだ気づいていない罠が沼田家の人たちに仕掛けられているのかもしれません.

何が真実で何が嘘なのか.

ひとつひとつピースを埋めてきたものをひっくり返された気分です.

ただ,当初考えていた展開ではあるので,2人の過去がどう繋がるのか,本当の目的は何なのか,そこがこれからのポイントになってくるのかなと思いました.

先生,立花真希,“吉本荒野”,そして沼田家.

この点が線になるとき,見えてくる真実はどのようなものなのか.

そして,それぞれが迎える局面は….

ますます目が離せない展開となりましたね.


次回は,周囲の人間からの反撃.

周囲とそれなりに上手く付き合ってきたように見えるお父さんと慎一くんですが,周囲から反発されて初めて自分がどれだけ周囲の人間を軽んじてきたか,その愚かさや傲慢さに気づくのかもしれません.

挫折や孤立を味わうことで見えてくるものがあればいいと,それをきっかけに自分自身と家族と向き合うきっかけになればいいと,僅かな希望を望んでいます.


そして,茂之くんが試される回でもあります.

いじめていた相手に,自分がされていたことをやり返すのか.

ここまで精神的に成長した茂之くんですが,相手に対しての鬱積もあるでしょうし,周囲に流されてしまうかもしれません.

しかし,限界を越える手前で,踏みとどまってくれることを願います.

彼がこのストーリーの“希望”になってくれるのではないかと,先生もそれを見抜いているのではないかと,そんな風に思いました.

次回予告からだけでは判断できませんが,先生が茂之くんに言った「お前が家族を救え」という言葉,すべてはこのために彼を叩き直してきたのではないかと思える言葉でした.


いわゆるハッピーエンドを望んでいるわけではありませんが,後戻りできないところまできてしまった沼田家が,“家族”というスタートラインに立てるのか.

当たり前のことではあるけれど,沼田家にとってはそのスタートラインに立つことも大きな一歩だと思うので,その僅かな救いを見出してくれたらなと思います.
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