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仁王×跡部【パラレル/シリアス】



『いつか』も
『ずっと』も
いらないから




『今』が
欲しい。




【Mebius】




羽根さえ出さなければ、見た目も人間と何ら変わらない。
感覚も、感情も、ちゃんとある。


…それでも俺は、吸血鬼だから。


此の肉体は、老衰を知らず。
此の魂は、“死”を知らず。


だから、お前とも。
『ずっと一緒に』ナンテ。
机上の空論だ。




だけど。




「跡部…俺はお前さんが好きじゃ…。」


今、此処に在る存在。
今、腕の中に在る温もり。
其れだけは、“真実”だから。




離したくない。
離れたくない。
一秒も、一瞬も。




「人間は年老い、死に逝く生き物だ。
 だがお前は、外見も何も変わらねぇ。
 …きっと、傍に居る事が辛くなると思うぜ?」


いつもの笑顔が、曇って見えた。
悲しく、辛く。
…そんな顔をさせたのは、他の誰でもない、俺。


「…けど…“今”は、在るじゃろう?」




笑って。
いつもの、あの笑顔で。
俺は…“今”、傍に在るから。




「仕方ねぇ奴だな…。」




『いつか』も
『ずっと』も
いらないから




「愛しちょるよ、跡部。」




『今』が
欲しい。




END.




――――――――――――――


仁王=吸血鬼
…な、設定です。


最近始めたナリメに感情移入し過ぎて、とうとう書いちゃいました(苦笑)


跡部の『人間は〜』の台詞は、実際にナリメの跡部様に言われました。
仁王が告ったらね、こう返されて…なんかすっげー切なかった(ぁ)




因みにナリメの跡部様は、吸血鬼狩人な設定です。
此処では、普通に人間設定ですが。

銀×一氏【甘】



そんな貴方だから。


好きになったの。




【MajiでKoiした5秒後】




「銀さんーっ!!」


放課後、部活の休憩時間。
突然聞こえた声に振り向けば、全力で部室の方から走って来る人影。
そして、段々と近付いて来たソレは、軽い衝撃と共に自分にピッタリくっついて止まった。


「どないしたんや、ユウジ。」


軽く頭を撫でれば、パッと勢い良く顔が上がって。
半泣きな表情も、また可愛い。


「銀さんは俺の事嫌いなん!?」


“何でやねん”
危うく出かかったツッコミを飲み込んで首を傾げれば、言葉を待たずに段々と表情が泣きそうに変わって行く。


「…誰がそないな事言うたん。」


頭を撫でながら大体予想がつく犯人を目で探せば、目標は案の定同じく部室の方から苦笑いで歩いて来ていて。


「……白石…っ。」


其の名前が聞こえたと同時に、白石と目が合う。
其の男は、さも『スマン』と言いた気に、片手を顔の前に上げていた。


「あんな、ユウジ。
 ワシが1度でもユウジん事嫌いやって言うた事あるか?」


視線を元に戻して、いつの間にか溢れていた涙で貼り付いた髪の毛をとってやろうと軽く頬を撫でれば、小さく唸り声が聞こえて。


「せ、せやけど…。
 あんまし好きやとも言うてくれんやんかぁ…。」


言い辛そうに、何かを訴える様な目で見上げて来るユウジに思わず苦笑いをこぼせば、今度は頬が膨らんだ。


「しゃぁないなぁ…。」


“周りに人、仰山居るけど”って言葉は、敢えて飲み込んで。
頬を撫でていた片手で、軽くユウジの顎を持って。


「どないした……んッ…」


軽く、口づけ。
顔を離せば、赤い顔をして固まったユウジが見えて。
思わず笑った。




「愛してんで、ユウジ。」


我に返ったユウジに叩かれるのも、また一興。




END.




――――――――――――――


ヤッチマッタ/(^o^)\
まさかの銀ユウ…しかも、突発だから意味不明www
オワタ\(^o^)/

仁王×柳生【切恋】



何でも無い日。
けれど、不意に求めたくなる。


それでも、アナタは。
此処にはいなくて。




【虚空】




『スマン!
 宿題が終わらんけぇ、電話は無理じゃ(汗)』


深夜2時。
ほんの数分前に、彼からメールが来た。
内容は、何時間か前にワタシから言い出したお願いへの、2度目の返事。


『気にしないで下さい。
 それよりも、明日も朝練がありますから、体調にはくれぐれも気をつけて下さいね。
 おやすみなさい。』


つい今し方、彼に返したメール。
内容は、返事への返事。


『おぉ、スマンのぅ。
 有難しゃん。』


たった今、彼から来たメール。
内容はよく読まずに、小さく音を立てて携帯を閉じた。




自分のベッドの上。
小さく吐いた溜め息だけが、無音の室内に響く。
手から携帯を放して、枕許の定位置へ。
自らもその場に身体を横たえて、見上げるのは無機質な天井。


今日みたいな事は、珍しい事ではない。
それに、電話など基本的にはしない。
だから、このシンとした部屋もいつもの事。




…それでも何処か、心の中にある空虚。




「ワタシは…アナタの事をこんなにも……」


“想っているのに”
言葉に出そうとしていた音が、静かに目の端からこぼれた。


彼に嫌われたのではない、分かっているのに。
彼の声が聞けるのを期待して、待っていたから。
余計に、気持ちが暴走する。




何か、特別な事があった訳ではない。
日が昇れば、また学校で逢える。
それでも、人間故に。
心の調子が悪い日はあって。
唯、なんとなく。
…けれど、確実に。
其の心は、彼を求めていた。


(夢でならば、逢えるだろうか。)


顔に浮かぶ自嘲から、目を逸らして。
その侭、目を閉じた。




END.




――――――――――――――


ダメですよ。
1度言った事は、ちゃんと守らないと。

金色×一氏【シリアス甘】



分かってる。


彼奴が俺の事。
好きじゃないって事位。




【Snow Tears】




休日は嫌い。
家の中に、いなければいけないから。


「金色ぃ〜、朝飯出来たでぇ。」


部屋のドアをノックして、ドアの前で声を上げる。
家の中では、これが普通。
部屋の中になんて、入れてもらえない。


「…分かった。」


中から声が聞こえて。
其の侭暫し待つ。


外では名前で呼んでもいいし、抱きついてくれる。
けれど、家の中では名字で呼ばなきゃいけないし、素っ気ない。
所謂、外キャラと内キャラ。


「…先、食うてんで。」


出て来ないものを、いくら待っても仕方がないから。
それだけ言い残して、1人で席につく。
…これが、普通。


元々、同居しているのだって顧問の命令だからで。
彼奴に其の気が無い事位、分かっている。
…俺は、こんなにも好きなのに。




「今日は雪か…。
 寒い訳やな。」


自分で作った朝飯を食べながら、つけたテレビに1人ごちる。
今は暖房の御陰で暖かい此の部屋も、起きて来た当初は冷え切っていて。
まるで自分の心の様だと、笑った。


すっかり食べ終わって、空になった自分の皿。
前にある皿には、まだ料理が乗った侭。
温かかった筈のソレからは、既に湯気は立っていない。


「…俺、可哀想やなぁ…。」


テレビに向いていた視線が、自然と下へと向く。
毎朝毎昼毎晩、3時のおやつまで全部手作りしても。
温かいうちに食べてもらえた験しもなければ、“美味しい”と褒められた事もない。
それでもいつかは、“美味しい”と、あの笑顔で言ってもらいたくて。


「……ホンマ、可哀想やわ…。」


下へ下へと向いていく視線。
じわりと歪んでいく、視界。
暫くすれば、雫が重力従ってこぼれた。




「朝っぱらから何泣いてんねん。」


ふと、頭の上から聞こえた声。
顔を上げれば、目の前には面倒臭そうに眉間に皺を寄せた彼奴の姿があって。


「…な、泣いてなんぞないわ阿呆!
 早う飯食うてや!!」


“洗いモン終わらんやろ”って、言いながら。
自分の皿を片づけようと、下を向いた侭立ち上がる。
皿を持って、台所へ行こうと。


止まれ。
止まれ。
止まれ。
早く止めないと、


―嫌われる。




「阿呆は、どっちやねん。」


背後から、溜息が聞こえて。
“嗚呼、手遅れだ”って。




なのに。




「ワテの事、そんなに好きなん?」


外でしか聞いた事のない、喋り方。
あの甘ったるい声が、聞こえて。


思わず振り向けば。
外でしか見せてくれない、あの優しい表情があった。


「…っ……好き、や…大…好きや……ッ…」


涙腺が崩壊したかの様に、涙が溢れて。
ずっと押し込めていた言葉が、止まらない。


「…気づかんフリして、冷たくして…ごめんね、ユウくん。」


そっと、伸びて来た腕が俺の体を抱き寄せる。
温かい小春の温度と、小春の匂いがして。


「…小春…っ」




“大好きやで”って、言ったら。
ずっと見たかったあの笑顔が、あった。




END.




――――――――――――――


突発過ぎて意味不明すぐる…。

金色×一氏+銀×謙也+ALL【ギャグ】



〜in カラオケ〜


謙「よっしゃぁ!
トップバッタージャンケン行くでぇーっ!!」

ユ「謙也ぁ、お前テンション高過ぎやで!」

光「先輩、ウザイっス(イラッ)」

謙「テンション低い奴らは無視して、いくでぇ!
  インジャンホイ!!」




春【パー】
ユ【パー】
銀【パー】
謙【パー】
光【パー】
蔵【パー】
金【パー】
千【グー】




千「……俺の1人負けばい(ガクッ)」

蔵「ほんなら、千歳から時計回りに行こか。」

銀「機械と本、どっちがえぇ?」

千「最近の機械はよう分からんけん、本の方で良か。」

銀「ん(本渡し)」

千「銀さん、おおきに。
  (受け取りページパラパラ)」

金「千歳ぇ、何歌うんー?(ワクワク)」

千「俺、歌はこれしかよく分からんとよー…(ピッピッ)」




〜〜〜〜♪♪




【となりの●トロ】




ユ謙蔵光『ト●ロかよ!!!!』


春「…千歳はん、ジ●゙リ好きやもんねぇ。」

金「千歳すげぇぇえぇっ!!(爆笑)」

ユ「しかも何気に上手いやんけ…(汗)」




千「(終)……ふぅ、やっぱりトト●は可愛かね(キラキラ)」

蔵「・・・・。」

金「次は、ワイの番やでぇー!」

春「金太郎さんは、何歌いますのん?」

ユ「歌えるもんなんかあるんかー?(苦笑)」

金「(ページパラパラ)
…ワイはこれやー!♪」




〜〜〜〜♪♪




【それいけ!アン●゚ンマン】




春ユ「……………ッ!!(キュン)」

光「(この人ら、ホンマに中学生なんやろか…/頭痛)」

千「金ちゃんは歌が上手かねー(拍手)」




金「(終)……なぁなぁ、白石ぃ!どやった!?」

蔵「お、おぉ、上手やったでぇ(汗笑)」

春「お次は、蔵リンでっせぇ〜♪」

蔵「あぁ、俺かぁー…。
何がえぇかな…(機械ピコピコ)」




tO Be coNtInUE...




――――――――――――――


スンマセン、またもやノリで書き始めた割に疲れました(コラ)
この話、書いてて楽しいー!!(笑)


因みにコレ、続きを書きたくなったら此処に書き足していきますんでwww

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