スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

金色×一氏←財前【甘】



セクシーなの?
キュートなの?


どっちが、好きなの…?




【Which?】




「先輩…ソレ、なんスか?」


朝。
部活の朝練で、部室に来て。
挨拶よりも先に、後輩にツッコまれた。
…分かり易く、嫌悪感満載の顔で。


「何やねん、ンな顔すんなや。」


少し睨みを利かせてみても。
この後輩には、そんな事をしても無駄で。


「ほんなら、其の髪についとる不愉快な位目出度い柄のピン取って下さい、今すぐ。
自分で取られへんのやったら、俺が全力で取ったる。」


毎度毎度全力で毒舌、しかもドSな俺様。
今にも本当に実行されそうで、慌てて手でピンを隠した。


「あ、阿呆!
これは昨日小春が、俺に、買うてくれたんや!!
欲しいんなら自分で買え!!」


言った直後。
何かが切れる音が、聞こえた気がして。


「ンなキモいもん、頼まれてもいるか阿呆!
先輩…ホンッッッッマに!!キモいっスわぁ!!」


用が済んだ自分のロッカーを勢いよく閉めて、俺に背中を向ける後輩。
その侭部室を出るのかと思ったら、ドアの前でその足が止められた。


「何やねん、まだ何かあるん…」

「先輩に似合うんは、ハートよりスペードやろ。」


途中で遮られた言葉。
重ねるように、少し早口で言われた言葉は。
流石の俺も、いつもの流れで返せなくて。


「……さ、さよか…。」


ドアの向こうに、其の背が消える前に漸く絞り出した返事。
背中が完全にドアに飲み込まれた瞬間、顔が一気に熱くなるのが分かった。


「…阿呆はどっちやねん…。」


何時もの音とは、何処か違ったソレ。
やけに、真剣に聞こえて。




小春以外から、真剣に言われた事なかった。
この変な感覚は、一体何なのだろうか。




――――――――――――――


面白い位突発的な1発書き(苦笑)
結局何が書きたいのやら…。
書き方は、ナリバトレスの書き方で書いてみますた。


私的に今、金色×一氏←財前が凄くキてます(笑)
光るの君、凄くいいよ。
すっげぇ可愛いwww

金色×一氏←財前



「小春ぅ〜っ!!」


また、聞こえる。
俺以外の奴の名前を呼ぶ、あの人の声。


「ユウくぅ〜んっ!!」


また、聞こえる。
あの人の名前を呼ぶ、俺以外の声。


呼ぶな、そのクソ甘ったるい声で。
本当はあの人の事、好きでもない癖に。
まるで見せつけるかの様に、抱きつきやがって。




「先輩ら、ホンッッッッマに!キモいっスわぁ。」




【キミマニア】




今日、挨拶以外で交わした言葉。
これを毎日最低1回は、言う。
そうすれば、あの人の声が聞けるから。


「んもぅ、酷いわぁ、光君たら〜。」


酷いのは、どっちだ。
確信犯でやってる癖に。
嗚呼、クソッ。
その目がムカつく。


「言葉の暴力やで、光!」


あぁ、そうですか。
じゃぁ、アンタの“ソレ”は“心の暴力”ですよ、このド天然。
悪趣味変態男。
嗚呼、クソッ。
怒った顔も可愛い。




言える訳も無い。
アンタの事が、好きだって。
だって、あの人の意識の中に俺はいない。
いつだって、あの人のナカにいるのは…アイツなんだ。


いつも、一緒で。
クラスん時も。
飯食うのも。
家帰んのも。
夜寝るのも。


俺の事なんて、ミジンコ粒程も頭に無い。
交わす言葉でさえ、これ位しか無くて。




(何で、“ソレ”なんスか。)


よりによって、何でオカマなんだ。
ちょっと他より頭が良いだけの、キモい生物。
何処に惹かれる所があるのか。
眼鏡フェチなのかよ。


(何で、俺じゃないんスか。)


絶ッッッッ対!俺の方が、格好良いのに。
確かにアンタより年下だし、頭は人並みだけど。
…前に耳痛そうとか言われたな。
ピアス、外してみようか。
眼鏡好きなら、眼鏡かけてみようか。


…ナンテ。
そんな事で、あの人のナカに入り込める訳はない。
きっと、笑われる。




俺はあの人の事、何でも知ってるのに。
あの人は俺の事、何も知らない。


「くぉらぁ、光!!
何時まで休んでんねん!
早ぅ練習始めんでぇ!!」


俺を呼ぶ、あの人じゃない声。
あの人とは違って、天然なのは髪の毛。


「煩いっスよ、先輩。
そんなに大声出さんでも聞こえてます。」


あの人はまた、アイツとイチャついてる。




…嗚呼、クソッ。
ホント、俺可哀想。




―――――――――――――――――――


ノリで書き始めた割に、途中で面倒になってオチ弱い…。
小春の事ボロクソに言ってますが、俺は小春が大好きです(ぁ)
もっと言うならば、ラブルスな小春ユウジが大好きです(笑)
前の記事へ 次の記事へ