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銀×一氏【甘】



そんな貴方だから。


好きになったの。




【MajiでKoiした5秒後】




「銀さんーっ!!」


放課後、部活の休憩時間。
突然聞こえた声に振り向けば、全力で部室の方から走って来る人影。
そして、段々と近付いて来たソレは、軽い衝撃と共に自分にピッタリくっついて止まった。


「どないしたんや、ユウジ。」


軽く頭を撫でれば、パッと勢い良く顔が上がって。
半泣きな表情も、また可愛い。


「銀さんは俺の事嫌いなん!?」


“何でやねん”
危うく出かかったツッコミを飲み込んで首を傾げれば、言葉を待たずに段々と表情が泣きそうに変わって行く。


「…誰がそないな事言うたん。」


頭を撫でながら大体予想がつく犯人を目で探せば、目標は案の定同じく部室の方から苦笑いで歩いて来ていて。


「……白石…っ。」


其の名前が聞こえたと同時に、白石と目が合う。
其の男は、さも『スマン』と言いた気に、片手を顔の前に上げていた。


「あんな、ユウジ。
 ワシが1度でもユウジん事嫌いやって言うた事あるか?」


視線を元に戻して、いつの間にか溢れていた涙で貼り付いた髪の毛をとってやろうと軽く頬を撫でれば、小さく唸り声が聞こえて。


「せ、せやけど…。
 あんまし好きやとも言うてくれんやんかぁ…。」


言い辛そうに、何かを訴える様な目で見上げて来るユウジに思わず苦笑いをこぼせば、今度は頬が膨らんだ。


「しゃぁないなぁ…。」


“周りに人、仰山居るけど”って言葉は、敢えて飲み込んで。
頬を撫でていた片手で、軽くユウジの顎を持って。


「どないした……んッ…」


軽く、口づけ。
顔を離せば、赤い顔をして固まったユウジが見えて。
思わず笑った。




「愛してんで、ユウジ。」


我に返ったユウジに叩かれるのも、また一興。




END.




――――――――――――――


ヤッチマッタ/(^o^)\
まさかの銀ユウ…しかも、突発だから意味不明www
オワタ\(^o^)/

金色×一氏【シリアス甘】



分かってる。


彼奴が俺の事。
好きじゃないって事位。




【Snow Tears】




休日は嫌い。
家の中に、いなければいけないから。


「金色ぃ〜、朝飯出来たでぇ。」


部屋のドアをノックして、ドアの前で声を上げる。
家の中では、これが普通。
部屋の中になんて、入れてもらえない。


「…分かった。」


中から声が聞こえて。
其の侭暫し待つ。


外では名前で呼んでもいいし、抱きついてくれる。
けれど、家の中では名字で呼ばなきゃいけないし、素っ気ない。
所謂、外キャラと内キャラ。


「…先、食うてんで。」


出て来ないものを、いくら待っても仕方がないから。
それだけ言い残して、1人で席につく。
…これが、普通。


元々、同居しているのだって顧問の命令だからで。
彼奴に其の気が無い事位、分かっている。
…俺は、こんなにも好きなのに。




「今日は雪か…。
 寒い訳やな。」


自分で作った朝飯を食べながら、つけたテレビに1人ごちる。
今は暖房の御陰で暖かい此の部屋も、起きて来た当初は冷え切っていて。
まるで自分の心の様だと、笑った。


すっかり食べ終わって、空になった自分の皿。
前にある皿には、まだ料理が乗った侭。
温かかった筈のソレからは、既に湯気は立っていない。


「…俺、可哀想やなぁ…。」


テレビに向いていた視線が、自然と下へと向く。
毎朝毎昼毎晩、3時のおやつまで全部手作りしても。
温かいうちに食べてもらえた験しもなければ、“美味しい”と褒められた事もない。
それでもいつかは、“美味しい”と、あの笑顔で言ってもらいたくて。


「……ホンマ、可哀想やわ…。」


下へ下へと向いていく視線。
じわりと歪んでいく、視界。
暫くすれば、雫が重力従ってこぼれた。




「朝っぱらから何泣いてんねん。」


ふと、頭の上から聞こえた声。
顔を上げれば、目の前には面倒臭そうに眉間に皺を寄せた彼奴の姿があって。


「…な、泣いてなんぞないわ阿呆!
 早う飯食うてや!!」


“洗いモン終わらんやろ”って、言いながら。
自分の皿を片づけようと、下を向いた侭立ち上がる。
皿を持って、台所へ行こうと。


止まれ。
止まれ。
止まれ。
早く止めないと、


―嫌われる。




「阿呆は、どっちやねん。」


背後から、溜息が聞こえて。
“嗚呼、手遅れだ”って。




なのに。




「ワテの事、そんなに好きなん?」


外でしか聞いた事のない、喋り方。
あの甘ったるい声が、聞こえて。


思わず振り向けば。
外でしか見せてくれない、あの優しい表情があった。


「…っ……好き、や…大…好きや……ッ…」


涙腺が崩壊したかの様に、涙が溢れて。
ずっと押し込めていた言葉が、止まらない。


「…気づかんフリして、冷たくして…ごめんね、ユウくん。」


そっと、伸びて来た腕が俺の体を抱き寄せる。
温かい小春の温度と、小春の匂いがして。


「…小春…っ」




“大好きやで”って、言ったら。
ずっと見たかったあの笑顔が、あった。




END.




――――――――――――――


突発過ぎて意味不明すぐる…。

金色×一氏←財前【甘】



セクシーなの?
キュートなの?


どっちが、好きなの…?




【Which?】




「先輩…ソレ、なんスか?」


朝。
部活の朝練で、部室に来て。
挨拶よりも先に、後輩にツッコまれた。
…分かり易く、嫌悪感満載の顔で。


「何やねん、ンな顔すんなや。」


少し睨みを利かせてみても。
この後輩には、そんな事をしても無駄で。


「ほんなら、其の髪についとる不愉快な位目出度い柄のピン取って下さい、今すぐ。
自分で取られへんのやったら、俺が全力で取ったる。」


毎度毎度全力で毒舌、しかもドSな俺様。
今にも本当に実行されそうで、慌てて手でピンを隠した。


「あ、阿呆!
これは昨日小春が、俺に、買うてくれたんや!!
欲しいんなら自分で買え!!」


言った直後。
何かが切れる音が、聞こえた気がして。


「ンなキモいもん、頼まれてもいるか阿呆!
先輩…ホンッッッッマに!!キモいっスわぁ!!」


用が済んだ自分のロッカーを勢いよく閉めて、俺に背中を向ける後輩。
その侭部室を出るのかと思ったら、ドアの前でその足が止められた。


「何やねん、まだ何かあるん…」

「先輩に似合うんは、ハートよりスペードやろ。」


途中で遮られた言葉。
重ねるように、少し早口で言われた言葉は。
流石の俺も、いつもの流れで返せなくて。


「……さ、さよか…。」


ドアの向こうに、其の背が消える前に漸く絞り出した返事。
背中が完全にドアに飲み込まれた瞬間、顔が一気に熱くなるのが分かった。


「…阿呆はどっちやねん…。」


何時もの音とは、何処か違ったソレ。
やけに、真剣に聞こえて。




小春以外から、真剣に言われた事なかった。
この変な感覚は、一体何なのだろうか。




――――――――――――――


面白い位突発的な1発書き(苦笑)
結局何が書きたいのやら…。
書き方は、ナリバトレスの書き方で書いてみますた。


私的に今、金色×一氏←財前が凄くキてます(笑)
光るの君、凄くいいよ。
すっげぇ可愛いwww

金色×一氏←財前



「小春ぅ〜っ!!」


また、聞こえる。
俺以外の奴の名前を呼ぶ、あの人の声。


「ユウくぅ〜んっ!!」


また、聞こえる。
あの人の名前を呼ぶ、俺以外の声。


呼ぶな、そのクソ甘ったるい声で。
本当はあの人の事、好きでもない癖に。
まるで見せつけるかの様に、抱きつきやがって。




「先輩ら、ホンッッッッマに!キモいっスわぁ。」




【キミマニア】




今日、挨拶以外で交わした言葉。
これを毎日最低1回は、言う。
そうすれば、あの人の声が聞けるから。


「んもぅ、酷いわぁ、光君たら〜。」


酷いのは、どっちだ。
確信犯でやってる癖に。
嗚呼、クソッ。
その目がムカつく。


「言葉の暴力やで、光!」


あぁ、そうですか。
じゃぁ、アンタの“ソレ”は“心の暴力”ですよ、このド天然。
悪趣味変態男。
嗚呼、クソッ。
怒った顔も可愛い。




言える訳も無い。
アンタの事が、好きだって。
だって、あの人の意識の中に俺はいない。
いつだって、あの人のナカにいるのは…アイツなんだ。


いつも、一緒で。
クラスん時も。
飯食うのも。
家帰んのも。
夜寝るのも。


俺の事なんて、ミジンコ粒程も頭に無い。
交わす言葉でさえ、これ位しか無くて。




(何で、“ソレ”なんスか。)


よりによって、何でオカマなんだ。
ちょっと他より頭が良いだけの、キモい生物。
何処に惹かれる所があるのか。
眼鏡フェチなのかよ。


(何で、俺じゃないんスか。)


絶ッッッッ対!俺の方が、格好良いのに。
確かにアンタより年下だし、頭は人並みだけど。
…前に耳痛そうとか言われたな。
ピアス、外してみようか。
眼鏡好きなら、眼鏡かけてみようか。


…ナンテ。
そんな事で、あの人のナカに入り込める訳はない。
きっと、笑われる。




俺はあの人の事、何でも知ってるのに。
あの人は俺の事、何も知らない。


「くぉらぁ、光!!
何時まで休んでんねん!
早ぅ練習始めんでぇ!!」


俺を呼ぶ、あの人じゃない声。
あの人とは違って、天然なのは髪の毛。


「煩いっスよ、先輩。
そんなに大声出さんでも聞こえてます。」


あの人はまた、アイツとイチャついてる。




…嗚呼、クソッ。
ホント、俺可哀想。




―――――――――――――――――――


ノリで書き始めた割に、途中で面倒になってオチ弱い…。
小春の事ボロクソに言ってますが、俺は小春が大好きです(ぁ)
もっと言うならば、ラブルスな小春ユウジが大好きです(笑)
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