話題:妄想を語ろう

10月くらいに山月記での妄想を書いてたわけですが、三国志での妄想、つまりは残念な角度から見ていこうと思います。
三国志とか読み慣れると古典も現国も余裕!妄想する余裕も生まれる不思議!

まあ多分、多くの人がご存知のとおり、三国志ってのは昔々の中国のお話で、三国に分かれた国のお話です。
最初から三国でわーわーやってたわけじゃないんですけど、そこはさておき。

三国に分かれた頃になると魏、蜀、呉の3つの国があり、それぞれ君主がいます。

まずは君主たちの紹介。

※ちなみに名前は、
姓+名+字(あざな)
という構成で表記の際は大体は姓+字表記っぽいです。
(名乗るときもそうなのかな?小説だと名は〜とか区切ってる印象が)
坂田銀時だとしたら、姓は坂、名は田、字は銀時になるので坂銀時って感じ。

魏:曹操 孟徳(そうそう もうとく)
わりと俺様、キレもの、カリスマがある、リーダー向き。
→BLに置き換えるなら、俺様系かなあ。
悪っぽいけど頭いい俺様系。
一人称は多分、俺。学園物にするなら生徒会長ポジでしょうかね。
親衛隊とかは絶対いるよ。曹操親衛隊があったら私がいるかもしれないので探してください。

蜀:劉備 玄徳(りゅうび げんとく)
人徳がある、頑固そう、たまに腹黒い。
→穏やかだけど頑固なとこがあるキャラですかね。主人公タイプな性格。
一人称は僕かなあ・・・。学園物にするなら、主人公かその友達って感じ。
生徒会長といい感じになって、生徒に嫌がらせされるポジっていったら分かりやすいでしょうかね・・・?

余談ですが、個人的には聖人君子って感じではないと思う。

呉:孫権 仲謀(そんけん ちゅうぼう)
優柔不断、怒りっぽい、経営の手腕はそれなり、酒乱
→西洋系のイケメンでいいんじゃないかな。蒼眼だったらしいし。
デキる兄にコンプレックスを抱える優等生系か優柔不断でオドオドしてる系でもいいかも。
どうにもウジウジしてるシーンが印象的なので、優柔不断な性格な感じ。
でも、やるときはやるので男前な性格でもいいかもなあ。
可愛い系だけど男前な性格もありか。
学園物なら主人公の友達ポジか生徒会の会計あたりにいそう。

またまた余談ですが、無双の権たんは可愛い系です。とっても可愛いです。
多分、お供の周泰はいつも権たん・・・(はぁと)って思ってると思う。泰権好きです。


でも君主分かったとこで、三国志って人物多いよ!萌えらんないよ!
と思う方は萌えるエピソードだけ読むのもありかなと思います。そうして人物を知ってから読むのもいいんじゃないかなー?と。

君主繋がりで君主と従者のエピソードを抜粋。
※あくまで演技エピソードです。そして大いに妄想が入ってます。

魏の曹操編:
曹操には従兄弟であり自分の部下でもある夏侯惇(かこうとん)がいました。
曹操の死んだ一年後に 後を追うようにして亡くなった とwikiにしっかり書いてあるぐらい絆は深い二人。

一時期、魏には蜀の君主の劉備の義弟である関羽(かんう)がいました。
曹操は、吉川英治先生のお言葉をお借りすると、関羽に「恋をしていた」のです。哀しきかな男の恋とかなんとか(マジで書いてある)
で、関羽は義兄の劉備が見つかったら魏を去る約束をしていたため、曹操も関羽が去るのを許可したわけです。泣く泣く。

ところが!「俺の主君を裏切るとは許せん!」と夏侯惇は関羽の元へ突撃。
仲間が「いやいや、曹操様が認めてるし!これ手紙!ほら!」と言っても、「分かった分かった、関羽を殺して報告しにいけば喜ぶんだろ?」とだめだこいつ早く何とかしないと・・・な返答。
なんかかんやでようやく引いたものの、不満たらたらでした。嫉妬がかなりあったようです。

無双でもこのエピはありますが、「孟徳、孟徳」うるさい。そんな惇兄が好き!

まとめると、
夏侯惇→曹操→関羽
という関係図。多分。
もっと腐った角度から見るなら、夏侯惇×曹操→関羽とかでいいんでない?

そんな感じで曹操と夏侯惇の主従コンビは色々美味しいです。


蜀の劉備編:
言わずとしれた孔明とのエピソードかな。
劉備は片田舎のニートこと孔明宅を三回訪問して、ついに軍師のスカウト成功。これが三顧の礼ですね。

で、その後の劉備と孔明の仲の良さは半端ではなく、おはようからお休みまで一緒だったらしく。

あまりにもあんまりなので、劉備の義兄弟の関羽と張飛(ちょうひ)が文句を劉備に言うのです。男の嫉妬をぶつけるわけです!
「兄貴、ちょっと仲良すぎじゃないの?」と。
しかし劉備の返答は・・・。
「私と孔明の関係は水と魚のようなものなのだ」
というものでした。どういうこと?といいますと。

[魚を劉備、水を孔明に置き換えるものとする]
『魚は水がないと生きられない=私(劉備)は孔明がいないとダメなんだ!』

ってことです。
このエピソードから水魚の交わりという言葉ができ、孔明×劉備のことを水魚と呼ぶようになりました(余談)

ちなみに張飛と関羽の可愛い嫉妬エピソード。
・孔明が廊下とかを歩くのを見て、「水だ、水が流れてったぞw」と言う。
・大軍が押し寄せてきて、劉備がどうしよう?と二人に聞いたところ、「水で流せばいいんじゃないですか」と返答。

ま、演技のオリジナルエピソードらしいですがw


呉の孫権編:
正直、呉は印象が薄いというか・・・。
あ、でもちゃんとあります!

孫権には周泰(しゅうたい)という部下がいました。
彼は元、江賊(海賊)で改心した後は当時の呉の君主であり孫権の兄の孫策に仕えます。
しかし、孫権は周泰を気に入り、自分の部下にしてもらいます。
それ以降、周泰は身を挺して、時には全裸で孫権を守り続けていきます。
(全裸状態で孫権守ったエピソードありませんでしたっけ・・・吉川三国志。うろ覚え・・・)

ある日、孫権はどんだけ周泰が自分に尽くしてくれたかを知らしめるために、部下たちの前で周泰に服を脱ぐように命令。
そして、周泰の体の傷一つ一つを触りながら、「これは○○で私を守ってくれたときの・・・」などと語り、ついには涙ぐんで、改めて感謝を述べるエピソードがあります。
これを素晴らしいと思うか、羞恥プレイェ・・・と思うか、いやなんかおかしくね?と思うかは読者次第。
(まあ、こんなことをしたのはちゃんと理由があるのですが)


まだまだ語り足りないんですが、長くなったので終わる。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
ちなみに私は三国志そのものは無双キャラに置き換えて、萌えてます。
三国志は萌えるというか燃える。読書好きさんには絶対オススメしたい。

三国志と触れ合うきっかけなら:
無双シリーズ
蒼天航路
三国志大戦
横光三国志
(ぶっとんでるけど)鋼鉄三国志
吉川三国志などの小説・・・etc


次はシェイクスピアのハムレットを腐った角度から考察していこうかなと。
ハムレットはレポートで散々、考察したんですがその時に頭によぎった一筋の腐、それを書こうかなーとか。
とりあえず読み返してからw

寝る。