この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。
ログイン |
10点入れたら爆発するとかそんな話ですか!?
らんまのPR動画が公式サイトで公開されてますね!!
今週は次のコナン映画のタイトルもでるし、漆黒あるし、12月入ったららんまあるし…ヲタク的に忙しい!充実してるvってウキウキしてたんです。
あれから五年。
今の自分があるのは、五年前のあの闘いがあったから。
自分の信念をぶつけた相手が。
一緒に闘った相手が。
他でもない彼だったから。
【ありがとう】
「ま〜た一人で出歩いてるの?」
一緒に来ればいいのに、と京四朗が笑う。
「ゆやさんにも会いたかったな〜」
「…てめぇがくりゃいいだろ」
狂は酒を片手に、京四朗は朔夜が作った酒のつまみを摘みながら、彼の家で他愛のない話をする。
「だって〜僕には朔夜がいるからね。そんなしょっちゅうは行けなくて。なるべく一人にしたくないし…朔夜一人だと何かと心配でしょ?それに、二人で遊びに行った時狂いなかったよね。二人に会いたかったのに…」
「……」
京四朗の発言は半分ノロケだ。もう慣れているので、あまり深入りはせず聞き流す。
「あれからもう五年か〜。狂が帰ってきて二年?」
「…そうだな」
「ゆやさんが店始めた時は驚いたけど…妙に納得しちゃったな〜。結構繁盛してるよね!」
「…あぁ」
お店の売り上げについて狂は特に関心がない。だから詳しくは知らないが…地味に客足が途絶えず、ゆやはせっせと働いている。
赤字というわけではなさそうだし、たまにゆやがいい酒を準備しているので、そこそこ儲かっているのだろう。
「才能だろうね、あれは!ゆやさん商売上手だもん。人を惹きつけるとこあるし」
「……」
「あれ?色気のねぇチンクシャだろ、とか笑わないの?」
クリリンとアホ毛を揺らして、狂の顔を覗き込んだ。
「…あぁ?」
眉間に皺を寄せ、素早く天狼に手が伸びる。
「じょ、冗談だよ!」
冷や汗をかきつつも、不機嫌になってしまった友の小さな変化が、京四朗には嬉しかった。
そんな調子で思い出話に花が咲く。
こうしてまた語り合える日が来るなんて、九年前に袂を分かってからは想像もつかなかった。
「ありがとう」
「?」
「今の僕がいるのは、今の倖せがあるのは、狂とゆやさんのおかげだから」
「……」
「そんな大切な二人が、心から信じあってて嬉しいんだ」
「お前…」
狂は最上級の不満顔を浮かべる。普通の人間が睨まれたら、死を覚悟しそうな表情だ。
認めてはいるんだろうけど、言葉にするのは恥ずかしんだと思う。
そんなことよくぬけぬけと…なんて思っているのが手に取るように分かるが、ここはあえて言わせて欲しい。
「本当に、ありがとう」
京四朗は倖せそうに笑った。
***
続きます。
12月の終わりにサイトが7周年迎えるのでそれに向けての話です。
シリーズにしてみました。
最後は書きあがってるので、間の色んなキャラの部分をちょっとずつアップしていきますね。
気持ちが先走っちゃってうまくは書けなかったけど、でも誰かに読んでもらいたいラストです。読んで下さると嬉しいです。
とりあえず一番最初は狂と京四朗。
なんかちょっと別人になってしまった気もしますが…でも書きたいように書けて満足。
実写のポスター書き下ろしされたんですね!!感動!!