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忘れないうちに、書き留めておこうと思います。
先日ふと、スガシカオさんについて、彼はなぜ、事務所から独立したのだろうと急に気になりました。
今日見た夢の話です。印象的だったので文章にして残しておくことにします。
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ひどい雨の日、中学生の私は、田舎の最後のバスを乗り過す。
そこに通りかかった、駅に近い裏手の道の小さな寿司屋のおじさんが、店で雨宿りをしていけとすすめてくれる。
住宅の一部が店舗になっている。おじさんは背が低く、ちいさい。50歳くらいかな。
店舗と合わせるとたてものはそこそこ大きい。けっこう年季が入っていて、古い。昔ながらの振り子時計の音がする。
温かいお茶を出すため中の部屋に通された。
フランス人形がたくさんあって、「いいだろ、大事にしてるんだ」と言った。
雨の日だったし、薄暗い中でのフランス人形は正直怖かった。そんなにきれいにとってあるという印象でもなかったし、おじさんがフランス人形を好きな意味もよくわからなかった。古い日本家屋にフランス人形という組合わせで、失礼ながら気味が悪い、という印象だった。
その後、数週間。具体的にはわからないけど夢の中では1ヶ月くらい経っている印象だった。
私はまた店の前を通りかかる。
今日は雨はひどくないが、小雨で湿度が高く、空気が重たい。
おじさんは誰も来ない店のなかで、なにか下ごしらえでもしているようだった。
じっと下をうつむいて、背中がまるまっている。気のせいか背が縮んでいる。劇的に背が縮むにはやや早い気もするが。表情は店の曇りガラスのせいでみえにくいが、下を向いたその目はなにかを思い詰めるような、でも何も考えていないような。
一瞬だったけれど、おじさんの目尻になにがにじんでいたように思えた。
それを見たとたんに曇りガラスに雨が叩き付けられて、視界が流れる雨でいっぱいになった。そのときはじめておじさんは家族を失くしているとわかった。亡くなっているのかいなくなっているのかはわからなかったが、多分もう戻らないのだろう。
あのフランス人形は、きっと家族のものなのだろう。家が大きいのは、おじさんがどんどん丸まってちいさくなっているからだろう。からっぽの家と一緒に、おじさんは歳をとっていく。
あのときどんなきもちで、人形を私に見せたのか。
胸が苦しくなって、目が覚める。そこで夢はおしまい。
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今文章にしてわかったのですが、夢の間中天気が悪かったのも伏線というかおじさんの心情だったのだなと。文才も無いのでどんでんがえしもおもしろみもないですが、私の見る夢にしては珍しく、突然意味の分からない展開になったり登場人物が増えたりするようなことがなくて、なんだか不思議でした。
なにか意味でもあるのでしょうかね。
でも本人ではないですが、出てきたおじさんはどこか亡くなった祖父に似ていました。
残されているのは祖母なので立場は当てはまりませんが、もしかして「向こう」での祖父の気持ちだったりして。とか。
でも私は祖父の人生観をよく知らないし、孤独でもなかったはずだしなあ。
「よく知らない」という事実に対する、罪悪感から来る、強引な想像なのかもしれませんね。
でも唯一よかったのは、おじさんが家族を大切におもっているというとこですね。
性 別 | 女性 |