眠れない
眠れない眠れない
たまに、ちょうど忘れた頃に、この症状はやってくる
人形になりたい自分に睡眠など不要だが、目を瞑り何も考えずにいると朝になっていることを睡眠というのなら、今日は眠れないのだ
「…痛い」
痛い
痛くないはずの身体が痛い
何だこの痛みは痛い痛い怖い(何だこの感情は)
はっはっと浅い息を繰り返し眉をひそめながら手を伸ばした先には黒い人形
一番気に入っているコレクションをチャクラ糸で引き寄せる
(ああ、)
砂の里にいた頃と変わらない抱擁
小さかった自分をあやすように優しく優しく
何ら変わらない
ただ感じないのは
(冷たいのは俺が人形になれた所為だそうだろう風影)
朝になると糸が外れ壊れた人形が転がっていた
*死にネタ*
「死体みたいなもんだろ」
「でも死体は腐る、でも旦那は腐らない」
「…そりゃあ」
「人形みたい」
「……」
「綺麗。旦那。うん」
「…みたい、な」
「うん…でも」
「でも?」
「何でもねェ。じゃあ旦那、ちゅーしてくれよ」
「は?意味判んねェよ」
「おやすみ、の、ちゅー」
「……ガキ」
「…してくれるくせに。」
「うっせ、早く寝ろ」
「うん、旦那」
「あ?」
「…やっぱ何でもねェ!」
ほんとは、怖くて言えなかったんだ。
「おやすみ、旦那」
だから今、永遠に眠る人形に最期のキスを。
おやすみ。さようなら。死して願いを叶えた貴方
―――――
最期はデイダラにドカーンと弔ってほしい(弔い…?)
*現パロ*
「なァ」
「何だ」
「…やる」
「…万年筆?何故?」
「…っ思いつかなかったから!」
「?あ、おいサスケ…、…何だったんだ…?…ん?」
「あ、兄貴…っ」
「走っていったと思ったらまた戻ってきて…今度は何だ?」
「……―おめでとう!」
「…!」
「それだけだ!じゃあな」
「サスケ…っ、…ずるい奴だな、ありがとうくらい言わせてくれてもいいだろうに」
―――――
兄貴の誕生日に書いたやつ
ツンデレだけど仲良しなうちは兄弟を夢見ています
むせ返る花の匂いに顔をしかめた。
「角都ゥ」
「何だ」
「なァ見ろよ、花いっぱい」
「そうだな」
「うざってーな、燃やす?」
「そうだな」
「聞いてねーだろ角都ゥ!」
「煩い」
角都のそっけない反応に顔をしかめた(金数えてる時はいっつもだけど)。
花の匂いが、いやに鼻に残っていた。
あの時の花、どんな匂いだったっけ。
嫌な気分になったのは覚えているが、何故か思い出したくなった。
息も出来ない真っ暗闇で、何故か泣きそうになった(早く助けに来いよ角都)。
貴方がいない、せかいなんて(すいませんジャシン様、俺、死にたい)
「…なァ」
「あ?」
「暇、サソリちゃん」
「ぶっ殺すぞクソガキ」
「その顔で言われても全然怖かねーっつの!若年寄り!」
「年寄りじゃねェよ!バラすぞガキが!」
「角都の次くれェに歳くってんだろ!サバ読んでんじゃねーよチビ!」
「…クク…ンなに傀儡にしてほしいのか、このドM!」
「願い下げだこのドS!」
「それがどうした!」
「ゲハハハハアァ!開き直りやが…ゲハッ!!」
「なー角都、お前あんな変態のどこがいいんだ?うん?」
「お互い様だ。」
―――――
ドMvsドS(笑)