綺麗に光っていた。
雨が降っていた。
僕は傘をさすこともせずただ突っ立っていた。
僕はただ悲しかった。
だから泣いていた。
君が傍にいないこと、君が僕を見ていてくれてないこと。
全てが悲しくて、全てが寂しくて。
君が余裕が無いって事は知っていたんだ。
だけど僕はそれを見てない素振りを続けてたんだ。
ただ悲しかった。
ただ寂しかった。
君が笑う度に僕が泣いていること。
「愛してしまったんだ。」
なんて言ったら君は驚いたように目を開いて僕を見てくれた。
君は涙を目に溜めながら
言葉をくれました。
「××。」
ある日の雨の日