群馬県館林市の駅前にある温度計が気象庁に無届けで設置されていたことが判明したのに続き、昨年8月まで国内最高気温の記録を持っていた岐阜県多治見市でも、JR多治見駅前に設置された温度計が無届けだったことがわかった。

気象庁は各気象台を通じて同様の施設を調査する方針。

同市では2007年8月、気象庁の観測で40・9度を記録。
昨年8月に高知県四万十市で41度を観測するまで、埼玉県熊谷市とともに日本一暑い町として知られていた。
多治見市によると、温度計は10年11月、熱中症防止と、市のPRのため、地元のライオンズクラブから寄贈されて設置。近くにある百葉箱で測定した気温が表示されるが、気象庁長官への届け出をしておらず、地域気象観測システム(アメダス)も活用していない。
市は観測機器が検定済みかどうか確認している。
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