話題:会いたい。

会ってきた。

1ヶ月ぶりの彼。

なんともなくスムーズな会話。

お互い気を使うこともなくて。

あたしは、最後だなんて、また思えなくて。

2人で居酒屋でお酒を飲んで。

ホテルの近くのスーパーで買い物をして。

あなたの好きなもの変わってなくて、全部覚えてて。

あたし、やっぱり変われないなぁって。

そう思った。

ホテルへ戻って、お酒を飲んで。

映画を見て。

たわいもない会話をして。

気付いたら夜の3時で。

ああ、このまま全部終わっちゃうんだ。

何事もなく終わっちゃうんだって。

それを望んでたはずなのにね。

あたしは自分がよくわからなくなる。

酔っ払って眠ってしまったあなたを、隣のベッドから見つめて。

あたしもほんとはそのまま隣のベッドで眠ろうとしたんだよ。

でも。最後くらい、そう思ってしまった。

あなたのベッドへ潜り込んだ。

寄り添うだけでいいから、と。

でも。

寝ぼけてたのか、あなたはあたしにキスをしたの。

んー?っていいながら、あたしを求めてくれた。

あたしの理性なんていとも簡単に崩れて、あなたの胸に飛び込んで。

夢中であなたにキスをして。

幸せだった。

あなたとの時間はね。

いつも一瞬だけ。

一緒にいれる時だけ。

本当に。

もうこのまま終わってしまってもいいや、って。

あなたと離れた時に、どん底がやってきてしまうほど。

一緒にいる時だけ、すごく幸せなの。

なんにも見えなくなっているからだけど。

夢のような時間で。

あなたがいなくなった時、あたしは絶望を知る。

今がそう。

あれからもう一週間近く経つのに。

もう会えないあなたを思って、あたしは苦しむ。

会いたい。

繋がってたい。

連絡だけでも、と思ってしまう。

傷つきたくないくせに。

あなたからの連絡は確実に来ないから。

来ない、それでいいのに。

あたし、諦めるべきなのに。

まだ諦めたくないの。

寂しい。

求めてほしい。

あたしじゃだめなのに。

傷つくだけなのに、どうして。

思い出をここに綴ろうとしても、今の気持ちが溢れだして。

まだ思い出にできないみたい。

あたしに、最後なんて無理だ。

弱いあたしはきっとまたあなたを求める。

そして途方にくれるの。