話題:本当に大好きでした。
花火でした。
2年前一緒に行った花火。
あの時もう花火どころじゃなかった。
すでにあなたに夢中で。
でも好きになっちゃいけないって。
必死に自分を抑えてた。
帰り道。
友達を送って。
二人きりになった瞬間。
あなたはあたしにキスをした。
止める暇もなく。
なんでなの。
彼女がいたのに、なんでなの。
なんであたしを選んだの。
他の誰かじゃダメだったの?
あたしなら。
あたしなら、適当に遊んで。
飽きたらポイすればいいやってそう思った?
あたしは遊んでそうで、あなたのことなんか本気にしないで、傷つかないとでも思った?
違うよ。
あたしは本気であなたに恋をして、本気で傷つくような人間なんだよ。
もう、今月末で最後なんだなって思うと、恨みつらみしかなぜか出てこないの。
終わりになるなら。
最後にあたしがあなたに思ってても言えなかったこと。
綺麗に終わらせようと口をつぐんで前は言えなかったこと。
本気で全部伝えよう、ってそう思うの。
だってどうせ綺麗になんか終われないもの。
もうここまできたんだもん。
あたしは過去を清算したい。
あなたに本気で恋してたことを伝えて、あなたにどれだけ傷つけられたか伝えて。
この恋を終わりにしたい。
あなたがめいっぱいあたしを嫌いに、いや、めんどくさくなってくれたらいいのに。
もう2度と近づきたくないと思うくらいに。
好きなの。
馬鹿みたいに好きなの。
自分から手放すことなんか到底無理なの。
もうあなたに対する涙なんか流し尽くして。
涙なんかでなくなったはずなのに。
どうしてだろう。
一緒に見た花火。
去年、もう会わないって告げて彼女と幸せにねって行って別れた直後にひとりで見た花火。
両方の思い出がこみ上げて。
ああ、あたしまだ泣けたんだ。
もう泣けないと思ってたのにな。
あなたのために流す涙はきっとあとほんとにもうすぐなくなっちゃう。
大好き。
好き好き好き。
あなたにもう一度だけ愛されたいよ。
そんなこと言えないけど。
ほんとに、あなたを好きでいるのは今月でお終い。
ちゃんと、友達として、あなたを特別な感情抜きで見られるように。
そんなことになったら、きっと二人の接点はなくなってしまうけど。
それでいいの。
会いたい、会いたい。
最後は素直な自分でいたい。
あなたの横で笑って泣いて、めちゃくちゃに振り回して。
本当の自分をさらけだしたいの。
あなたへの涙はそこで出し切るから。
お願い、全部受け止めて。