永斎アンソロ用の話を考えてたんだけど、制限内に終わりそうにないので(笑)ここで吐き出してみる。
またのんほもだよ(^q^)
ある日永倉は、校舎裏で男子生徒に絡まれている斎藤を見掛けた。
カツアゲかー?と2人を見ていたが、それにしては斎藤の様子がやけに落ち着いている。というか、ふてぶてしく見える。
カツアゲっつーより、好きでもない相手からしつこく言い寄られてるって感じだな、と尚も見ていると、急に斎藤が永倉の方を見た。
慌てて視線を外してその場から立ち去るが、背後から「永倉先生」と呼び止められる。
ギクリとして立ち止まり、ゆっくりと振り返ると永倉の方へと駆け寄ってくる斎藤の姿。
その奥、斎藤に絡んでいた男子生徒は怒りを露わに永倉を睨んでいた。
おっかねーな、と内心震えながら斎藤に視線を戻す。斎藤は何事も無かったように永倉と並んで歩きながら、次の授業の話をしている。その姿はあまりにも自然で、それ故に不自然だった。
「なぁ、斎藤」
「………」
会話が途切れ、先程の事を聞き出そうと永倉が呼び掛けたが、斎藤は黙って前を向いたまま唇を噛んでいる。
「さっきのは…」
「永倉先生…!」
構わず続けようとしたが、遮るように大声を出した斎藤に驚いて口を噤んだ。
「……斎、藤?」
「…………永倉先生、に…お願いがあります…」
ぎゅっと拳を握り締め、俯いたまま呟くように言う斎藤の身体が、細かく震えている。
「…俺の、恋人の振りをして…下さい」
告げられた内容はあまりに突飛で、永倉は驚きのあまり暫く声を発せずにいた。
「な、に、言ってんだ…」
「…馬鹿な頼みなのは重々承知しています」
「いくら偽物だっつっても、俺は教師だぞ?」
「…土方先生には…俺からちゃんと説明します…」
「そもそも、男同士じゃねーか!恋人なら女の方が適任…」
「危険がおよぶ可能性があるんです…!」
切羽詰まったような言い方に、永倉は思わず息を呑んだ。
「…勿論、永倉先生にもその可能性はあります…。けれど、永倉先生なら…撃退して、下さるだろうと…」
斎藤はポツポツとそのようなことに至った経緯を話し出す。
それを全て聞き終わった時、永倉は恋人役を引き受けた。
こうして、永倉と斎藤の恋人ごっこが始まったのである。
みたいなね!(笑)
恋人として過ごすうちに、だんだんと永倉は斎藤に惹かれていくんだ。
で、なんか色々と斎藤の事を知っていって、斎藤の秘密も知ってしまって、好きになりかけてた永倉は凄い複雑な心境になってしまうの。
で、結局、斎藤に対して心を閉ざしてしまって、愛の無い酷いセクロスをしてしまう。
そんな事後永倉。
斎藤の方も実は永倉の事が好きで、好きだから恋人役を頼んだのに、結局ただ関係がこじれただけになってしまって、酷く傷つく。
で、一応問題は解決したから、恋人ごっこも終了。その報告にきた斎藤に、終わって良かったと告げられ、斎藤の表情が曇る。
続きは追記ー(笑)