話題:今日見た夢
ヒロアカ見た日って、だいたい何かしらは夢に反映されてる気がする…。


かねてより気になっていた、ある廃ビルの調査をすることにした解析班2人。同じ解析班の神は本部に残してる。留守番かよ。
朝倉と矢神の他に護衛として、鼎と時任が解析班の調査に同行することに。

「うわぁー、ぼろぼろだよ〜。このビル、朝倉さん達本当にここ入るんすか?床抜けないかな…」
時任はわかりやすい反応。
「調査なんだから入るわよ。鼎さんと時任さんは怪人出たら知らせてね。私達はすぐに動けないと思うから」
「わかった」
鼎はいつでも日本刀型ブレードを抜けるようにしている。対怪人用の銃も装備してるので完璧。時任も腰に三節棍を差し、手首からはすぐに絃を出せるような装備。


鼎と時任の組み合わせは珍しい。朝倉と矢神も戦えるけど、解析班のこの2人はいまいち戦闘慣れしてない。訓練はしているが。

廃ビルは4階建てだった。だんだん上へ行くがびっくりするくらいに何もない。1階へ戻った一行は再度調査し直そうとする。なんとなく1階をうろうろしていた時任は地下に繋がる階段を見つけた。

「朝倉さん!ここ、地下ありますよ!」
「地下だって!?」朝倉は時任の元へと駆け付ける。4人は地下へと続く階段を見た。廃ビルの地下へと続く階段…雰囲気ありすぎて怖い。

「チーフ、本当に行くの?ここ…」
矢神、少しビビってる。
「調査なんだから行くわよ!ライト点けて、ほら。鼎さんと時任さんも同行お願いね」
「はーい」
「了解した」


廃ビル・地階。やけに広々とした空間は地上とは違いやけに綺麗だった。

「きりゅさん、怖くないんですか?」
時任は鼎に聞いてる。『きりゅさん』とは鼎の時任なりの呼び方。旧翳珠メンバー最年少の時任は子供っぽくて無邪気だが、癖が強い。話し方が独特。

「慣れているからな。こういう場所には何かある」
「きりゅさん…視界が狭いの慣れなんすか?」
「仮面生活は長いからな…多少、薄暗いくらいなら平気だよ。死角対策もしている」
「じゃないと戦闘であんな動き出来ませんよね…」

時任は時任なりに鼎に気を使ってる。


地下のある地点で矢神が何かを見つけた模様。

「チーフ、嫌なものを発見しました」
「何よ!?」
「カプセルですよ。地下研究所と同じやつ…」

朝倉・鼎・時任はそのカプセルを見た。中には溶液と人間が入ってる!?見たところ高校生くらいの少年みたいだが…。カプセル周辺だけ妙に明るい…。

「何よこれ…」朝倉は引いてる。
「この男は都心に出現している多数の擬態型と関係してるのか?」
鼎は離れた距離からカプセルを見ている。時任もカプセルの中身に本能的に恐怖を感じたのか、距離を置いてる。


「とにかく本部に報告入れなきゃ。カプセルの男、動いてないってことは仮死状態にされてるのかねぇ。一体こいつは誰で何者なの?」


本部・司令室。

「…と、いうことで今から廃ビル地下の映像を送ります。この男、一体何者なんでしょうか?地下研究所と同じカプセルというのが引っ掛かりますが」
宇崎は朝倉が送った映像を見る。この男…死んだはずではなかったのか?なんでここにいる!?

「司令…どうかしました?」


「朝倉達、お前ら…その男は危険な能力を持っている。何者かによってあえて仮死状態にされているんだろうけど、そいつが起きたら街が一気に瓦礫と化すぞ」

「カプセル自体は佐伯の地下研究所と同じですが、佐伯のやつは何か言ってないの?」
「ここについては言及してない。佐伯じゃない誰かがこいつを隠したんだ。擬態型はこいつを中心に出現していたことになる」
「だからこの廃ビル、よく怪人頻発エリアにあったのね…って、擬態型はラスボスがいないの…違うってことじゃん!こいつがラスボスかもしれないってこと!?」
「この男…晴斗なら詳しく知っているかもしれない。とにかくお前ら、調査を切り上げろ。その廃ビルは怪人がいつ出てもおかしくない特異点だ」

「いや〜、司令。既に出ています。鼎さんと時任さんが交戦中です。数は少ないですが私達を妨害しに来たっぽくて」


廃ビル・地下。鼎と時任は連携しながら擬態型と戦っていた。
「きりゅさん、なんかこいつら強くないっすか?数は少ないのに」
「妨害しに来たんだろうな。時任、ちょっと離れろ」
「えっ?」

鼎は日本刀型ブレードを氷結モードにした。刀身が青く光る。
「ならば一掃するに限る」
鼎はブレードを床に突き刺した。じわじわと氷が広がる。鼎は一気に怪人2体を氷結させ、火炎モードで刀身を赤く発光させた後→炎で妨害する怪人を撃破。

時任は思わず見とれてしまっていた。


鼎はブレードを戻すと踵を返す。
「早くビルから出るぞ。朝倉の通信からするに、あの男…何かあるな」
「きりゅさん待って〜」


朝倉と矢神は先に1階にいた。

「…で、朝倉。カプセルの男について室長は何か言ってたか?」
「暁なら何かわかるかもって言ってたわよ」
「晴斗が?じゃああの男は高校生くらいなのか…?」
「わからないけど、見た目は高校生にしか見えなかった…」


本部・休憩所。

「廃ビル調査でそんなことがあったのかよ、そいつ明らかに危険じゃね?なんでカプセルに…」
御堂はコーヒー飲みながら鼎の話を聞いてる。
「晴斗はまだこの時間帯は来ないか…。あいつ、高校生活満喫しているからな…」
「柚希も高校ライフエンジョイしてんぞ」


夕方あたり、学校終わった晴斗が本部に顔出しに来た。
「聞いたよ鼎さん、そいつ…見覚えある…。その地下の映像って、司令室?」
「そうだが」
「ちょっと行ってくる!」


本部・司令室。

「晴斗、お前…この少年に見覚えがあるのか?」
宇崎は廃ビル地下の映像を見せる。
「あるよ。こいつは小学生の頃、交通事故で死んだはずなのに…なんで生きてんだ?体格も高校生くらいになってる…」
「…この少年の名前、わかるか?」

「なんだっけ…。思い出せないよ…。こいつ、いつも手袋履いてたんだよ。能力が強すぎるから、直に触ると壊しちゃうからって。名前が…思い出せない…」
「うちのアーカイブでも調べてみるよ。晴斗、戻りな。高校ライフ満喫してて最近、鼎達とご無沙汰になっていただろうしな」


本部・休憩所。

「じゃあ晴斗は全然思い出せないのか?」御堂が聞いてる。
「とんでもない能力持ちだった記憶があるんだけど…。頭に靄がかかったみたいで全然思い出せないんだ。ヤバいやつなのは確か」
「擬態型の特異点の廃ビル地下に謎の少年…。一体なんなんだ…」

鼎も戸惑いを見せている。


数日後、東京都心は一気に戦場と化す。それは悪夢の始まりだった。



ヒロアカの影響もろやんけ…。死柄木みたいなやつが唐突に出てきた…。あまりにも唐突すぎる…。何者なんだ、こいつは。
擬態型怪人にはラスボスがいないの、嘘だった。

次あたりからほとんど戦闘パートが続くんかな…。ラスボス人間説、浮上。