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か ん わ

医療、看護のなかでよく"緩和"って言葉を
聞きます。

癌疼痛がほとんどかと思うけれど
どんな人であれターミナル看護には
絶対と言っても過言でないくらい
必要なものが"緩和ケア"何じゃないかと
先日の祖母が亡くなったときに痛感しました。




どこの病院も死に対して否定的で
だから延命治療どうしますか、胃ろうや
中心静脈ポートは作りますか。
心臓マッサージや人工呼吸器はどうしますか
なんて愚問が飛び交うんじゃないか。



最近になって、というか祖母が亡くなって
から余計に考えるようになりました。

自分がしていることって何だろうって。

ただ人生の終末にある人を
いつまでも病院に居させてベッドから
お越しもしないでルーチンワークを
その人たちにしている。

一方的に。

最期の最後に血圧が下がってきたから、
尿がでなくなってきたから。

高齢で慢性の内科実感的が
あれば当たり前の現象でしょ。

それだけ機能が限界になってきてるんでしょ。


それを昇圧剤やら外液を過剰なほどに
投与していく愚行。

心臓は無理矢理また動かされ、
体はどんどん浮腫み、入れた分の点滴量とは
反対に尿はたらりとも出ない。


当たり前でしょ。

その医療行為は何を期待して行うの?

誰の希望で行うの?

医者や医療者の勝手なエゴでしてる
だけじゃないの?

患者は、家族は今がどういう時なのか
きちんと分かって受け入れてるの?

受け入れられるようにするのが
医者や看護師の役割ではないの?

私は幸いにも医療者だし母も同じだったから
祖母がどれだけのことをされてきたか
と考えるだけで涙が止まらないし
切なくて悔しい。


もっと穏やかに静かに最期が迎えられなかったのか。


でもまだまだ病院ではこんなことばかり
してる。


でも家族はそれを見てるだけ。

部屋に立って私たちが行うことを
呆然と見ているだけ。

私は今回祖母が亡くなって初めて
今まで"してきたこと"を"された"。


その時、ある看護師は
わたしも同じ立場ならそうします、
そう言った。

なんて上部だけの心もない乾いた言葉なんだと
思った。

優しさの欠片もない。

人の皮を被ったロボットにしか見えなかった。


医者からの指示を忠実にやるだけの
ただの人。

父はターミナル病棟で静かにこの世を去り
祖父の死に目には会えなかった。
それでも祖父は自然だった。

病院は患者を救うといって
しばしば"溺死"させる。

終末期の緩和ケアが全く出来ない医療者の所業だしょ。

わたしはそんな大嫌いな"医療者"に絶対なりたくない。










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