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悲しかったよ、生きていてほしかったよ。



今日、悲しいことがありました。
悲しくて泣きました。
昨日、準夜勤に行く途中、駅から職場へ行く途中の道で
雛が鳴いているのを見つけました。
どうやって見つけたのかわからないけれど
ふと立ち止まったら雛がいました。
毛は生えそろっていたけれどまだ飛べないようで、
親鳥から餌をもらう時期なのかなーって感じでした。
最初、雛は丸まっていたからどこが目なのやら、くちばしなのやら
わかりませんでした。
どこから声が出ているのかも。
でも、巣から落ちたのかと思ったのだけれどどこも
怪我してる様子もないし、出血とかもなかったから
どうしてこんなところにいるのかもわかりませんでした。
とりあえず、雛だからタオルにくるんだ方が良いのかなーと
思ったりしてタオルを差し出したら思いっきり泣かれて
くちばしも大きく開けてキーキーって威嚇?されました。
そしたら、雛も
よたよたと
ふらふらと
よちよちと
歩き出しました。
でも、雛が探しているものはきっとそこにはなくて
私は途方に暮れてしまいました。
餌もないし、巣もないし、親鳥も分からないし。
このままにしておけばきっと猫に食べられちゃうのかもしれないし
職場に持っていくのもできないし。
そして仕事に行く時間も迫っていたし、焦りました。
とりあえず、タオルに雛が寄っていたのでタオルを置いて
行きました。誰かタオルに気付けば雛にも気づいてくれるかもしれないし。
見つけてくれたら何とかしてくれるかもしれないと思って。
まだまだ、私の職場の方は夜は肌寒いこともあってタオルは置いて行きました。
でも、やはり雛をそのままにしていったのはすごく罪悪感を
感じて明日の帰りまで無事でありますようにって思っていました。
それから、何もできない自分にひたすら無力感を感じて。
人は人の育て方は知っていても
他の生き物の本当の育て方は判らないんだと痛感しました。

そして、今日の帰り駅に向かう途中雛を探しました。
雨風が強かったみたいで、水たまりも大きなのがあったし風も少し強くて
雛はまだいるだろうかと昨日雛がいた近くを探してみました。
そしたら、昨日私が雛に置いて行ったタオルも少し遠いところに
あって汚れていました。
雨水を含んでいてやはり天気が悪かったんだと知りました。
でも、タオルの近くには雛はいなくて
雛は昨日、見つけた近くにやはりいましたが
すでに天に召されていました。
昨日の鳴き声はまったく聞こえずくちばしも閉じられていて
息絶えていました。
近くには大量の蟻も。
その光景を目にして息が止まって涙が溢れてきました。
どうしようもなくて、無力な自分を恨んで。
すごく悲しくて悲しくてどんどん涙が流れて止まりませんでした。
小さな命で、たった10分ほどの出会いだったけれど
その雛は必死に生きようとしていました。
いっぱい鳴いて、きっと親鳥を探していたのかもしてません。
あの時、私があのままにしていなければ
雛の命は絶えることはなかったかもしれません。
だからこそ、すごく悲しくて。
助けてあげられなくて本当にごめんなさい。
本当にごめんなさい。





そういうことがあって今日は雛が天に召された日です。
また生まれ変わった時は巣から落ちないように
そして、今度こそ親鳥の愛情を受けて元気に育ちますように。









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