3月10日.
65年前,東京大空襲があった日.
正直,こんなに意識したのは今年が初めてかもしれません.

先日の『ZERO』で翔くんが取材をしている映像を見て,事実を知らなさすぎた自分がいました.

私は15年前,阪神淡路大震災を体験し,毎年1月17日になると「あの日のことを忘れないでほしい」と言っているにも拘わらず,東京大空襲のことは何も知らない状態でした.

知ろうとしなかった,自分には関係ない,そんな思いがあったのかもしれません.

毎年この日になるとニュースで流れているはずなのに,私はチャンネルを替えて知ろうとしなかったのかな.


知ろうとしたきっかけは翔くん.

きっかけはどうであれ,知ろうと,この3月10日を覚えていようと思わせてくれた翔くんに感謝しています.

それは,翔くんが『神戸新聞の7日間』に出演したときにも同じことを思いました.

きっかけは何だっていい.
知ろうとするその姿勢が重要なのだと思いました.

『ZERO』での翔くんの言葉,『オトノハVol.52』に書かれた翔くんの言葉,実際に東京大空襲を体験した方を取材して,翔くんが感じた思いを私たちに届けてくれました.

戦争だけではありませんが,実際に体験していない人が,語り継いでいかなければならないことは多くあります.

いつか実際に体験された方がいなくなったときに,「3月10日にこういうことがあったんだよ」と言えるような人になりたいな.

365日のうち,「その日」たった1日でも.
忘れないで,思い出して,考えて.

死よりも恐ろしいものは忘却です.



翔くん,届けてくれてありがとう.