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二度とせん!!

   

  いくら、企画言うても、このアホンダラの前で、こんな格好、あかんかったわ。

  「ちょ、ちょぉ、まちい!!」

  今回、仕事のため、コスプレをすることになった蛍原。

  仕事前に楽屋に居る相方兼恋人である宮迫博之に用があったため、立ち寄ったのだった。

 しかし、それが、まずかったらしい。

 「な、なんやねん、その格好」

 ちょうど、お昼休憩だったらしく、お弁当(妻は鬼嫁らしく、自分の手作り)を食べていたらしい宮迫。

 しかし、蛍原の姿を見て、弁当を食べていた手が止まってしまったのだった。

 「な、なんやねん、急に箸、止めて」

 (めっさ、かわいい)
 
 男であることが勿体無いわ。

 (女やったら、まちがなく、孕ましとるわ)

 目の前の蛍原の姿は秋○原(ア○バ)のメイドカフェにいるメイドさんと同じ格好。

 「メイドやんか」
 
 レース付きのフリフリの黒のメイド服を身にまとっている目の前の相方(恋人)は
どこをどう見ても、宮迫には女性に見えた。

 「せやで、今、流行っとるメイドさんや」

 「俺が来たら、似合わへんけどな」と笑う蛍原。

 (あ、アカン、めっさ、ヤりたなってきたわ)

 いけないと分かってはいても、宮迫自身は正直だった。

 (あ、アカン、理性、効かへん)
 
 「あ、そうやったわ、あんな、博」

 唇に柔らかい感触を感じたと思うと、宮迫の唇だった。

 「ん、ンン」

 突然の口付けに戸惑う蛍原。

 (な、なんや、いきなり!?)

 思わず、ドンと宮迫を跳ね退けたのだった。

 「な、なんやねん、く、口付けなんて」
 
 蛍原の言葉にも、無言の宮迫。

 「徹」

 「なんや」

 不審に思いつつも、返事を返す蛍原。
 
 「すまん、ヤラして」

 「へ」

 次の瞬間、蛍原は宮迫に楽屋の床に押し倒されたのだった。

 「痛いことはせぇへんから」

 優しい声と、笑顔で言われても、説得力などなかった。
  
 「俺な、これから、仕事なんやで」

 仕事と言えば、さすがに開放してくれるだろう。

 しかし、目の前の男には無意味だった。

 「俺の理性も息子も限界なんや!!」

 (あ、アカン、この目は本気や)

 しかし、蛍原も、仕事があるのだ。

 (いつもみたいに大人しく、ヤラれるわけにはいかないんや)

 「お前の気持ちはよう、わかったわ」

 「ほんなら「気持ちよくしたる」

 「へ」

 「ヤルのは無理なかわりに、お前の息子、気持ちよくしたる!!」

 反発の言葉が返ってくるのは間違いないと思った蛍原。

 しかし  

 「ええで」

 「へ」

 宮迫の意外な返事に拍子抜けして、間の抜けた声を出してしまった蛍原。

 (おかしいやろう。いつもなら)
 
 「それはムリや!!」

 「ギャー!!」

 的な感じで、襲ういうんに・・・?!

 何か、企んでんのやろうかと、思う蛍原だが。

 (まぁ、ええやろう)

 疑問に思いつつも、腰を痛めずに済むことを考えると、宮迫が了承してくれたのはありがたいことだった。

 「んじゃあ、よろしく頼むわ、かわいいメイドはん」
 
 「かわいい」の言葉に(こいつ、頭、おかしいんとちゃうか)と思いつつも、さっさと、 このアホのチ○コ、抜いて、仕事、行かなくてはの蛍原だった。

 さっそく、フ○ラするために宮迫のジーンズのチャックを外しにかかる蛍原。

 (うわ、相変わらず、デカいの持っとるなぁ)

 自分の息子との大きさといつも、比較してはそう思う蛍原であった。

 「な、なんや、そんな、ジロジロ、見られとったら、恥ずかしいやないか」

 照れている宮迫だが ・・・・・

 (噛みちぎってやりたいわ)

 そんな、蛍原の心中など、知る由もない宮迫。

 「は、はよう、気持ち良くしてや」

 「あまり、遅いと、突っ込むで」という宮迫の言葉に、蛍原は身震いした。

 (し、仕方あらへん、これも、仕事のため、体のためや)

 恐る恐る口に宮迫自信を含んでいく蛍原。

 (うわ、にがっ)

 もう、何回も含んでいるが、なかなか、慣れない生臭い味。

 (もう、ヤケや!!)

 早く、終わらせるために一生懸命フ○ラし始める蛍原。

 右手で、睾丸(こうがん)を抑えつつ、右手は陰茎を掴みながら、口に含んで、顔を上下させるたびにジュプジュプと音がした。

 「う」

 呻き声を出す宮迫。

 (もう、少しやな)

 絶頂に導くために蛍原は宮迫自身の亀頭を軽く、甘噛みしたのだった。

 「あ、アカン」

 グっと、顔を思いきたり掴まれたかと思うと、口腔(こうくう)内に生暖かく、生臭いものが流れ込んできたのだった。

 宮迫の精液(ザーメン)だった。

 ごくごくと、飲み物を嫌な顔もせず、それを飲み込んだ蛍原。

 飲み終えると、すぐに口を離し、周りに付いた精液を袖で拭う蛍原。

 「満足したかいな、ご主人様」
  
 ごくりと息を飲む宮迫。

 「ほな、イかせてやったんやから、俺は行くで」 
 
 ドアに向かおうと歩き出そうとした蛍原だったが、突然、宮迫にグイッと腕を引かれて、楽屋の床に思い切り、頭を打ち付けてしまったのだった。

 「いたいやないか、アホ」

 「まだや」

 「へ」

 突然、ビクッとする蛍原。

 宮迫が、スカートの中に手を入れてきたらしい。

 「ちょお、ま、まちぃや」

 宮迫自身を気持ちよくすれば、開放してくれる約束だったはずなのに、これでは話しが違うと抗議する蛍原。

 「俺ばかり、気持ちよくなってんじゃ、徹がかわいそうやからな」

 「あっ・・・・・」

 尻の上から、蕾付近を撫でる宮迫の手。

 (あ、アカン、これじゃ、仕事、間に合わへん!!)

 なんとか、逃げ出そうと試みて、力を入れる蛍原。

 しかし、宮迫はビクともしなかった。

 (同じ男やのに・・・・・)

 あらためて、非力な自分の力を知る蛍原。

 そんな、蛍原を見て、かわいいと思う宮迫。

 「やから、フ○ラだけじゃ、納まらんのや」

 「へ、何か、言うた・・・?!」

 口を塞がれたと同時に、つぷっと、蕾に入ってきた宮迫の指。

 (あ、アカン、もう、逃げられへん)

 もはや、逃げることを諦めた蛍原は宮迫に身を任せるために彼の首に腕を回したのだった。

 一時間後、見事に仕事に遅刻して、起こられた蛍原。

 (絶対にあいつのとこにはいかん!!)

 二時間前の自分に心底、後悔する蛍原であった。

            エンド

 





 

 




 
 

 



 

アイスよりも…

 

 「あっついわー」

 「オンボロアパートなんやから、仕方ないやろう」

 気温32度。

    真夏の暑さのなか、宮迫博之と蛍原徹はエアコンの効かない自分たちのオンボロアパートで、ネタを考えてていた。
 
 「こんなんで、ネタなんか、考えられへんわ」

 うちわと生ぬるい扇風機だけでは到底、耐えることの出来ない暑さだった。

 「アイス、食いたいわ」

 「ネタ考え終わったら、買うてきてやるわ」
 
 蛍原の言葉に「しゃあないなぁ」としぶしぶと机に向かう宮迫。

ー30分後ー

  「よっしゃ、終わったわー」

 んーと、背伸びをする宮迫。

  「お疲れ、ほな、アイス、買うてくるわ」

 蛍原が立ち上がろうとしたときだった。

 突然、腕を掴まれたかと思うと、目の前に宮迫の顔があったのだった。

 後頭部の痛みから、察するに、どうやら、押し倒されたらしい。

 「アホ、急に押し倒したら、痛いやないか」

 「せっかく、アイス、買うてきたやろう、思っとったのに、アホンダラ」と罵声を浴びせる蛍原。

  しかし ・・・・・

  「いらん」

  「へ、何、言うて「アイス、いらん。お前、食うことにしたわ」

 蛍原の返事を聞く前に黙々と、脱がしにかかる宮迫。

 気づいたときには蛍原は生まれたままの格好(すっぽんぽん)になっていたのだった。 

 「裸なんにして、何する気や??」

 恥ずかしさのあまり、両腕で、体を隠そうとする蛍原。

 「いただくわ、徹」

 その後、宮迫においしくいただかれた蛍原だった。

ー3時間後ー

  「も、もう、でぇへんて」

 かれこれ、何回、絶頂を迎えたのだろうか。


 「まだまだや」

 蛍原自身から、出るモノも、少なくなってきていた。

 (ぜ、絶倫や)

 何度も蛍原のナカで、果てたというのに、宮迫自身はピンピンとしていた。

 「あと、三回ほど、付き合うてな」

 (あ、悪魔や)

 結局、半日、宮迫に犯され続けた蛍原であった。

 つぎの日、全日、半日、宮迫に犯され続けたため、寝込むことになった蛍原であった。
 
             エンド
 





同じ内容ばかりで、ごめんね(>_<)

またまた、R指定に挑戦してみました(^-^)

嫉妬もほどほどに


                      
 今日はリンカーンの番組撮影あるいうんで、宮迫博之と相方である蛍原徹は撮影場所であるスタジオに来ていた。
  
 「今日は路上キスパート2らしいで」


 「嫌やわぁ、俺、上さん、おるねんで」

 「上さんに怒られるわぁ」なんて言っとる徹。


 俺やって、いやわぁ。お前が他の奴とキスするとこなんて。

  「見たないわぁ」

    お前とキスしていいんも、俺だけや。

 (それこそ、徹の上さんであっても)

 気がついたときには宮迫は蛍原にキスしてた。

 「な、なんやねん、急にって」

 今の俺には徹の話しなど、聞こえてへんかった。

 蛍原の手を引きながら、宮迫は楽屋に戻ったのだった。

 楽屋に戻るやいなや、宮迫はドアをロックした。

 「な、なんやねん、いきなり、楽屋に戻ってきて」

 まだ、撮影開始まで、一時間あるから、大丈夫や。

 「徹、頼む。ヤラして」

 「へ」

 彼の返事を聞く前に宮迫は蛍原の着ていた白いパーカーを脱がせたのだった。

 「ちょい、まちぃ。博之?!」

 蛍原の口を自分ので、塞いで、服の上から、胸を愛撫する宮迫。

 乳首をつついたり、軽く、つねったりするたびに「んん」という鼻声を出す蛍原。

 (めちゃ、かわいい)

 もっと、声、聞きたい。

 そう思った宮迫は蛍原の唇を解放し、徹のジーパンに手掛けた。
 
 「んン!!」

 宮迫から、逃れようと必死の蛍原は力の抜けた手で、俺の胸を叩く。

 (かわええことするなぁ)

 変態(蛍原限定)な宮迫博之3?歳であった。

 ジーと、ジッパーを開き、蛍原自身をトランクス越しに撫でる宮迫博之の姿はまさに変態親父そのものであった。

 「あ、あかん、もう、離しぃて」

 言葉とは裏腹に感じ始めている蛍原。

 その証拠に蛍原自身は頭をもたげはじめていた。

 「イヤやのうて、ええやろう、徹(とおる)」

 耳元で囁かれる甘い宮迫の声。

 「あ、イヤ」

 それに加えて、じかに蛍原の息子を擦り始めたのだった。

 擦るたびにクチュクチュといやらしい音が立てられる。

 蛍原の反応を見つつ、強弱をつけ擦ったり、感じるところに鈴口に爪をたてる宮迫。

 「あ、あかん、博之、も、もう、出てまう」

 「ええで、好きなだけだしぃや」

 「あ、あぁぁぁ!!」

 その瞬間、蛍原自身が宮迫の手のなかで、脈打ちながら、弾けたのだった。

 肩で息をしながら、立ち上がってるのが、やっとらしい蛍原。

 しかし、宮迫の欲は止まらなかった。

 「あ、アカン、そこは」

 つぷっと音と同時に宮迫の指が蛍原の蕾に入ってきたのだった。

 クチュクチュと抜き差しするたびにいやらしい音。

 「ひっ?!」

 一際高い蛍原の声。

 その瞬間、宮迫はその場所を集中的に攻め立てた。

 それは前立腺であった。

 「おったでぇ、徹の感じるとこ」

 「いやゃ、イヤぁ!!!!!」

 二回目の絶頂を迎えた蛍原は立っているのが、やっとだった。

 (あ、アカン、このままやと、俺、コイツ(博之)に犯し殺されてまう。

 身の危険を感じる蛍原だが、とき、すでに遅し。

 「あ、アカン、止め、んん!!」

 その後、約1時間ほど、蛍原は宮迫に犯され続けたのだった。

ー1時間10(微妙な時間)後ー

 「めっちゃ、腰、痛いわ」

 おまけに撮影10分ほど、遅刻してもうたし・・・・

 「サイアクや」

 ハァと、腰の痛みを我慢しながら、溜め息一つつく蛍原であった。

 「だいたい、なんで、いきなり、盛ったん??」

 「そ、それはやな・・・・」

 言えるはずがなかった。

 (お前が誰かと、キスや、またはそれ以上のことする思うと、いてもたってもいられなくなったんや)

 なんてことを言ったら、ボコボコのうえ、一週間H禁止になるので(同じことを繰り返したことあり)、黙っていることにした宮迫博之3○歳であった。

 嫉妬もほどほどに。

          
         エンド



 
 
前回と同じく、感想をいただけると、うれしいです(^-^)

へたっぴで、ごめんね

恋に芽生えた瞬間



 わかっとんねん。

 俺も、あいつも上さん、子供がおるねんてこと。

 でも、目覚めてしもうたんや。

 「柔らかかったなぁ」

 あいつの唇。

 企画やなかったら、舌、入れてたわ。

 俺から離れられへんようにあいつを力強く抱きしめて、何か言うまえに俺ので、口、塞いだりたいわ。

 「かわいかったなぁ」

 「誰が??」
 
 「誰がって、ほと?!」

 あやうく、言ってまうところやった。

 目の前の男兼相方で、俺の片思い相手。

 蛍原徹に。

 「俺、俺がどうかしたんか??」

 言えへん。

 あの企画以来、ずっと、お前のこと、目で追うとるなんてこと。

 「な、なんでもあらへんわ」

 「そんなら、ええけど」

 目の前の蛍原の唇ばっかり、見とる俺は変態やろか。

 (アカン、キスしたいわ)

 目の前に好きな男が居るんに、キスしないんは男の恥や。

 (据え膳喰わねば男の恥や!!)

 気づいたときには俺は目の前の蛍原にキスしてた。

 めちゃめちゃ、柔らかいわぁ。

 男にキスなんて、絶対、ごめんや、思っとったけど、好きな男(徹)は別や。

 (もっとや!!)

 もっと、徹を味わいたい。

 そう思った俺は蛍原の舌に俺のを絡ませてみた。

 「んン」

 キスの合間に聞こえてくる蛍原の声、クチュクチュといやらしい音。

 (アカン、マジで、依存するわ)

 キスだけじゃ、足りへん。

 そう思った俺が徹の服に手を掛けたときやった。

 我に返ったらしい徹に思いっきり、頭を叩かれたのだった。

 「な、何すんねん、徹」

 「それは俺の台詞や。突然、人にキ、キスなんかして、どういうつもりや!!」

 たしかに気持ちわるうなるわな。

 いきなり、相方にキスされて、あやうく、犯されそうになったんやから。

 「すまんな、徹、だけど、だけどな」

 好きなんや、好きなんや!!

 あのときから、お前のことが!!

「好きなんや、徹」

 止まらへん。

 徹に、俺の気持ち、わかってほしいて、思うと、好きいう想いが、止まらへんねん。

 「徹が好きなんや」

 遊びや、冷やかしなんかとちゃう。

 「俺は純粋に蛍原徹が好きなんや」

 嫌われたかもしれへん。

 怖くて、徹の顔が見れへんかった


 「俺もや」

 「え」

 「俺も純粋に宮迫博之が好きや」

 一瞬、冗談かと思ったわ。

 「キスされて、すごく、嬉しかったわ」

 お前に言おうか、迷ってた。

 言ったら、嫌われて、コンビ解散とか、なるのは嫌だった。

 上さんいるけど、俺が好きやと。

 あの、番組の企画で、キスしたときから。

 「同じ気持ちだったんか」

 こくんと徹は頷いた。

 嬉しかった。

 ホモとか、ゲイ、言われて、最低やと、徹に拒絶されると思っとったから。

 「徹」

 嬉しさのあまりに俺は徹を抱き寄せていた。

 「ひ、ひろ「お前、最高や!!」

 ありがとう、神様という気持ちを込めて。

 「徹、これから、いろいろなことがあると想うけど、俺、どんなことがあっても、徹のこと、守ってみせるから」

 「博之」

 上さんも、子供も、大切や。

 でも、一番大切なんは今、抱きしめてる男なんや。

 「愛してるで、徹」

 「俺もや、博之」

 どちらからともなく、俺らはお互いに口づけを交わし合ったのだった。

          エンド
 
 
 
 





 
 

椿壮一の後悔

 
 「いってきます」

 そう言って、元気よく、家から、出て行ったのは渡辺孝之、8歳だった。

 彼が向かった先はなんと、閑静な住宅街には似遣わないすごい豪邸であった。

 「こんにちは」

 ピンポーンと、ベルを鳴らすと、中から、男性とは思えない美しい人が出できた。

 「やあ、孝之君、待ってたよ」

 「椿兄ちゃん、こんにちは」

 元気いっぱいな孝之の挨拶に笑顔で、出迎えてくれたのはこの家のお坊ちゃんの椿壮一であった。

 彼は孝之よりも、2つ上のお兄さんであった。

 「孝之兄ちゃん、今日も勝負しようぜ」  

 勝負というのはラジコンのことだった。

 「もちろんだよ、孝之」

 にっこりと微笑まれ、思わず、ドキッとしてしまった孝之は頬が赤らめてしまっているのを悟られたくなくて、思わず、椿から、目を逸らした。

 そんな孝之を見て、「かわいい」と椿は思った。(もちろん、本人に言えば、怒られるであろうが…)

 「今日こそは絶対に勝つぞ」

 とは言え、今まで、一度も、孝之は椿に勝てたことがなかった。

 なんたって、彼は「ブラックパピヨン」という名でラジコン会で、有名な人物なのだ。

 そんな椿にまだまだ、ラジコンを始めて、1ヶ月も満たない初心者である孝之が勝てるはずがなかった。

 「努力は認めるけどね」

 自分に勝ちたいがために、孝之がかなり、努力していることを椿は知っていた。

 とは言え、椿には負けてやる気など、さらさら、なかったが。

 例え、わざと、自分が負けたとしても、真面目な孝之のこと、喜ぶはずがないだろう。

 「いつか、自分の力で、絶対に勝ってみせる」が、孝之の日々の目標であった。

 が、しかし、現実はそんなに甘いはずがなかった。

 「ちくしょう、今日も、負けた」

 これで、10連敗の孝之はすごく、悔しそうに、その場に座り込んでしまった。

 「惜しかったね、孝之」

 そう言って、孝之の頭を撫で、慰める椿はしかし、どことなく、嬉しそうであった。

 「さて、じゃあ、今日は何をしてもらおうかな」

 その言葉に孝之はビクっとした。

 負けた者は勝った者の言うことを聞く(つまりは奴隷)になるということが、勝負の条件だった。

 普通なら、肩もみや、掃除、買い物に行かせたり(要はパシリ扱い)させるくらいのことなのだが、椿が孝之にさせることは性的なことであった。

 「今日もまた、おちんちん、自分で弄るのかよ」

 いつも、椿が孝之にさせていることは自慰行為のようだ。

 それを思い出したらしい孝之は思わず、顔が赤らんできてしまった。

 「今日は違うかな。とにかく、僕の部屋に行こうか」

 そう言って、孝之は椿に腕を引かれながら、彼の部屋へと、渋々、行くことになったのだった。

 着いたと同時にベッドに座らされ、孝之は戸惑うばかりであった。

 「何をするの」

 恐る恐る椿に訪ねる孝之の声はどこか儚げで、震えていた。

 「まず、服を脱いで貰おうかな」

 「服、脱げばいいの」

 どうしてかと、疑問に思いつつも、負けてしまった以上、逆らえない孝之はしかたなく、服を脱いで、下着姿になった。

 「脱いだよ」

 「いい子だね」

 そう言われても、孝之は嬉しいわけがなかった。

 「次はどうするの」

 「パンツから、孝之のかわいいおちんちんだけ、出してくれるかな」

 「な、なんで、そんなことしなくちゃいけないの」

 「逆らうの、孝之」

 低い声で、名前を呼ばれて、孝之はゾクリとなった。

 逆らえば、光輝が、俺の代わりをさせられるのだから、孝之が逆らえるはずがなかった。

 光輝とは孝之の幼なじみである。

 「わかったよ」

 親友を巻き込みたくないという気持ちを胸に、孝之はしかたなく、椿の命令通りに、下着から、孝之自身を出したのであった。

 孝之自身は小さいにも関わらず、きちんと、己を主張(勃起)していた。

 「かわいいね、孝之のおちんちん」

 そう言いながら、孝之自身に触れる椿は美しく、清廉潔白なイメージとして、周りから、思われている彼とは全く、違っていた。

 エッチ、スケベ、変態という言葉が今の椿にはお似合いであると孝之は心の中で、思った。

 もちろん、面と向かって、椿に言えるはずがないのが、孝之であった。

 「さて、どうしようかな」

 その言葉と同時にいきなり、ベッドに上がってきた椿は孝之の背後に周り込んできたのであった。

 「たまには趣向を変えてみようか、孝之」

 そう言って、にっこりと微笑むと、同時に椿は孝之の両足をガバッと、思い切り、開いたのであった。

 「な…!!!」 
 
 突然のことにパニクるしかない孝之。

 赤ん坊でもないのに、己自身を眼前にされ、孝之は恥ずかしくて、思わず、泣きたくなってしまった。

 「泣くんじゃないよ、孝之」

 ヨシヨシと、椿が頭を撫でながら、慰めても、今の孝之には全く、無意味なことであった。

 「椿…ひっく…兄…ちゃん、やっぱり…ひっく…俺の…こと、嫌い…ひっく…なんだな」

 「違うよ、孝之」

 自分はただ、孝之がかわいいだけなのに、どうして、そうなってしまうのかと、椿はオロオロするほかなかった。

 「だって…ひっく…兄ちゃん…変なこと…ひっく…ば…ひっく…ばっかり、するん…ひっく…だもん」

 変なこととはつまりはエッチなこということだろう。

 「ごめんね、孝之」

 好きなのに、本当は優しくしたいのに、孝之を見ていると、ついつい、加虐心をくすぐられてしまうのだ。

 孝之が泣くまで、気づかないなんて、自分はなんて、馬鹿な人間なのかと、椿は心の底から、思い、孝之を抱きしめた。

 「孝之、好きだよ」

 「…れも、好きだ」

 「孝之」

 掠れ気味ではあるが、孝之の言葉は椿には伝わったらしく、孝之は後ろから、抱きしめられながら、顔だけくいっと、上げられ、椿の口づけを受けたのであった。

 「なんてことになったかもしれないよね」

 うっとりとした顔で、生徒会室の机の上に肩肘を付いているのは副会長様の椿壮一であった。

 「ハア、やっぱり、8年前に出会ったときに、口説いていればよかった」

 「椿は本当に孝之君が好きだね」

 彼が、どんな想像をして、そう思ったのかなど、親友の秋津島にはお見通しのようであった。

 そして、自分以上の変態であるということも…

 「好きだよ、かわいいし、本当は誰の目にも、晒したくないくらいにね」

 恐ろしい状態をと思うが、椿なら、やりかねないと、秋津島は思った。

 「子供の孝之もかわいいけど、やっぱり、今の孝之が一番だね」
 
 そう言って、窓の景色を見つつ、椿は紅茶を一口飲んだのであった。

 一方、孝之はその頃、教室で大きなくしゃみをしていたのであった。

 もちろん、そのくしゃみの元凶は椿壮一であったのは言うまでもなかった。

        おわり
 

 


 
 

 
 

 

 

 
 
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