会社と、展示会と、久方ぶりの父との再会と、海を渡ってやってきた7人の親戚の接待と。
「ちゃんと仲間として仕事がしたい」と言うわたしの上司。
「売上が伸びない」と愚痴る父。
「今日仕事をやめてきました」とか言う母ちゃん。
「ゆうちゃんは明日も仕事だからもう休んで」と言ってくれるおじ様達。
「ゆうちゃんは明日も仕事だからもう休んで」と言いながら、灰皿の在りかとチャンネルの操作方法と観光地の道順を問い合わせてくるおじ様達。
今日一日、だれとなにを話したかあんまり覚えてない。
みんな好き勝手。
だけどひとりでいた頃より、ずっとしあわせです。
そして今、日記なんて書いてるわたしは、試験勉強をしそびれた言い訳ができないわけで。
おやすみなさい。
困難を乗り越えなければ、幸せになれないと思っていたから
つい、しなくていい努力をしてくたびれる。
がむしゃらにやれば、大人は心配してくれるし、自分も頑張ってる気がして気持ちがいい。
こどもであれば微笑ましいけど、大人になってまでそんなことを続けていればいつか壊れてしまうし、はたから見て馬鹿馬鹿しい。
自分の器の大きさを自覚して、要らないものは切り放すべき。
人間はたくさんいるのだから、ひとりで全部抱える必要はないじゃない。
世界はわたしなんかよりやさしいひとと優れた大人で溢れているよ。
ほんとうはわたしの落とし物を、知らないところで誰かが適切に処理してくれているかもね。