僕の前から消えないで。
※don't erase everything.
嫌な夢を見た。
僕の大切なものや人が消えていく。
必死に叫んでも、声は出なくて。
「…ねぇ…待って…」
「ヒョンスン?!」
どうしたの、とヨソプから叩き起こされて、僕は夢から覚めた。
「…夢か〜」
「ヒョンスンどんな夢見てたの、」
もう、と笑いながらヨソプが頭をわしゃわしゃと撫でる。
「ん〜、何か世界が消えていく夢、」
「…意味わかんない、」
今度は腹を抱えるように笑って。
「えっ?僕おかしい事言った?」
「あ、でも、その夢ヒョンスンぽいかも」
あー、と独りで納得して解決してしまった。
正直、僕からしたらヨソプの方が不思議ちゃんだと思う。
「ヨソプは僕より不思議だね。」
「えぇ?何処が?」
「そういうとこが。」
クスッと笑うと、ヨソプもクスッと笑う。
こんな日がずっと、続けば良いのに。
と心の中で思った。
-fin.-
あんにょん
ちょいと私的にカプ整理してネタ書くときに役立てますので←
書き逃げしていきます←
1.ジヨン×ヨンベ
2.ジヨン×テソン
3.ジヨン×おスン
4.ジヨン×タプん
5.タプん×テソン
6.タプん×ヨンベ
7.タプん×おスン
8.ヨンベ×テソン
9.おスン×ヨンベ
10.おスン×テソン
巧魅……勝手ながら絶対ありえない組み合わせが3つくらいありましt
(なら言うな)
最近、また軽いスランプ状態なので早く抜けられる事を祈ってて下さいn←
-家に、帰らないで。-
いつもは微笑んで、手を振ってくれる君が。
「……ジヨン?」
俺の袖をきゅっと握って離さない。
「……なっ…何で、帰るんだよ…」
「だって…明日、早いだろ?」
ジヨンが疲れているかな…て、ジヨンの事を考えて帰ろうと思ったのに。
「…おっ…俺のこと、嫌いなのかよ…」
「んなわけないって、」
苦笑してジヨンの隣に座ると、ジヨンが抱き着いてきた。
ジヨンは寂しい時、よくこんな行動をする。
「タプ……ジベカジマ…」
「……あらっそ、じよん」
ツンデレなドSの、俺のお姫様、ジヨン。
こんな風に、たまには甘えてよね?
「…さらんへ?」
「…のむのむ、さらんへよ。」
甘く低く囁いて、俺はジヨンの唇にキスを落とした。
-fin.-
"チャンミン、チュカヘー!!"
毎年、どれだけ離れても、電話で言ってくれたよね?
「…チャンミン大丈夫か?」
あまりにボーっとしていたらしく、ユノヒョンに顔を覗かれた。
「え、あ、はい、大丈夫です、」
「……めずらしいな、チャンミンがボーっとしてるの」
無理、するなよ?
そう呟きながら僕の頭を撫でてリビングを後にしたユノヒョン。
誕生日なんですよ、とか、電話して下さいよ、とか。
昔の僕なら、出来たのかもしれない。
でも、今の僕には……。
「……ヒョンだって、忙しいんだろうな…」
2年も離れて、最近は連絡も取っていなかったからか、どういう風に言葉を交わせばいいか、わからなくなっていた。
「普通で、良いんじゃない?」
ユノヒョンに、以前相談したとき、こう言われた。
「普通って…」
「ユチョンだったら、普通に、いつもみたいに喋ってくれるって」
そうは言われたものの……あれから、怖くて連絡を取れないでいた。
部屋に戻って、鳴らない携帯を開いたり閉じたりしていると。
「チャンミン、今夜、2人でパーティしようか?」
何故かテンションの高いユノヒョンが部屋に入るなりこう言った。
「いいですね、というか、ありがとうございます」
「よし、なら決定だね!ま、チャンミンはゆっくり寝てて良いから!」
俺が全部準備してやる、と意気込んで部屋を出て行った。
鳴らない携帯を枕元に置いて、僕は深い眠りについた。
――――。
"チャンミン、チャンミン"
閉じていた瞼を開けると、ユチョンが心配そうに僕を見ていた。
"チャンミン、泣かないで?"
そう云うと、僕の頬を親指で拭う。
声を出したいけど、声が出なくて……。
"チャンミン…チャンミン…"
「……っちょん…ユチョン…!!」
はっ、と目が覚めた。
「……なんだ、夢か。」
ははっ、と思って左を向くと、ユチョンの姿があった。
「…えっ、ユチョン?」
「ちゃみ、大丈夫か?かなりうなされてた、」
「いや…大丈夫です…それより、」
何で此処にいるんですか、と尋ねると、ユチョンはふっと微笑む。
「何でって…恋人の誕生日に一緒に祝えない彼氏は失格、だろ?」
……ああ、僕はバカです。
「…ゆちょっ…ありがとう…」
呟けば呟くほど、ほろほろと涙が溢れる。
「チャンミン、泣くなよ……連絡ないからさ、」
寂しかったんだぞ、とヒョンは僕を抱きしめて呟いた。
「……まあいっか。」
こうやって会えたんだし。
ふふと笑って、顔を上げると、ユチョンにたくさんのキスをプレゼントされた。
もっと、抱きしめて、ぎゅっと。
もっと、君の声を、聞かせて。
そして。
もっと、もっと。
僕を愛してください。
-fin.-
※次の記事に書きたいこと全部書きます(^ω^)
-僕の気持ちも包んで。-
明日はジュンスヒョンの誕生日。
僕は真剣に悩んでいた。
何故かと言うとちょうど3日前に……。
―チャンミン久しぶり!
4日後に遊びに行くから^^
2人で会おうよ?ね?
というわけで、頭を悩ませているんです。
ユノヒョンは靴あげたし、ジェジュンヒョンは服あげたって聞いたし…ユチョニヒョンも何かあげるんだろうし。
ネットで探してみたけど、ありきたりな物ばかりで…。
頭の中で迷走しているうちに、ユチョニヒョンに相談してみることにした。
「あ、ヒョン、僕です、チャンミンです、」
「お〜久しぶりチャンミン、どうしたー?」
今まで頭が痛くなるほど悩んでいたことを全部話すと、ヒョンは溜め息をついた。
「……チャンミンも大人になったな、」
「そんなことより、答えは無いんですか?」
「ん〜俺なら薔薇の花束をプレゼントするよ、そんな子になら」
薔薇……あぁ……ああ!!!!
花は考えたけど…薔薇か!!
「ヒョン、ありがとう!」
そういって電話を切った。
そして、ヒョン達が遊びに来た。
僕はジュンスヒョンを連れて、買い物したり散歩したり…とにかくたくさん歩いた。
歩きながらヒョンが。
「チャンミン変わったね^^」
「すごくたくましくなった」
と言ってきて、照れ臭かった。
そして。
夜は2人で少し高いレストランでディナーを食べた。
あまりにも急いで食べてるみたいだったから。
「ヒョン、そんなに急がなくても料理は逃げませんよ^^」
と言ってしまった。
それから、ハッピーバースデーも歌ってあげた。
でも、まだ本当のプレゼントがある。
「…ヒョン、ちょっと待ってて下さい…」
と、僕は席を立った。
そして、薔薇の花束を抱えて、ヒョンの背後に近づいて。
「ジュンス。」
と、呼んだら案の定、ヒョンはすぐ振り返った。
「…チャミナ…!!!!」
「…一生懸命考えて…ヒョンにこれをプレゼントしたいと思って…」
と言って、花束を差し出す。
マンガでしか薔薇100本の花束ってみたことなかったけど。
「…喜んでくれましたか…?」
「…チャンミンがくれる物なら…何でも嬉しいよ…」
ヒョンが笑顔になったときに、目尻から一筋の雫が頬を伝って落ちた。
――そのあと、家に帰って、みんなでケーキを食べた。
ヒョンにとって今までで一番最高な誕生日になったらいいなと思います。
HAPPY BIRTHDAY
DEAR JUNSU
-fin.-