妖しく光る瞳 嘲笑い囁く甲高い声。
世間の人からアタシは闇夜のカラスと呼ばれているの。
何処に身を隠しているか解る?
アタシが何を企んでいるか解る?
楽しいことが大好きで 面倒な事は大嫌い。
明るい昼は苦手だけど…真っ暗な夜はアタシのためにある世界。
窮屈な監獄という名の家を捨てた。
上っ面だけの友達ばかりの場所はもういらないの。
自由が欲しくて現実から逃げ出した。
他人に操られるのは性に合わないのよ…。
アタシは夢へと誘われた。
時の流れに流されて、気がつけば二十歳を過ぎていた。
数年前。
夢も失くし、希望も失くし…ただ文句も言わず従っているフリをしてた。
何をしたらいいか解らない。
発せられるのは、否定、批判の声と言葉と態度と表情。
うるさい。
黙れ。
消えろ。
未来も自由も壊された。
行きたくない。
やりたくない。
自由を返せ。
最後の反抗。
あの表情、あの猫かぶりな態度が崩れかけた瞬間…声を出して笑いたくなったわ。
…傑作でしたよ。
…せっかく楽に慣れると思ったのにね。
…ねぇ、どうして君は泣いているんだい?
君にはそんな顔は似合わないよ!
…そっか、そんな理由だったんだ。
辛かったね…でも、もう大丈夫だよ!
ほら、笑ってごらん。
君の目の前には僕が居るじゃないか!
…もう、そんな不満げな顔しないでよ。
役不足なのは承知の上なんだからさ。
……………ねぇ、僕じゃダメ?
今の君には僕は不必要かな?
あ、ゴメン!
いきなり…こんな事言われたら困るよね…。
…あー、もー、今の言葉忘れて!
聞かなかったことにしてっ!
…何で笑うんだよ。
僕ってそんなに面白かった?
っうわぁー…んな寒い会話書き続けられっかコノヤロー!!