時の流れに流されて、気がつけば二十歳を過ぎていた。


数年前。
夢も失くし、希望も失くし…ただ文句も言わず従っているフリをしてた。


何をしたらいいか解らない。


発せられるのは、否定、批判の声と言葉と態度と表情。



うるさい。
黙れ。
消えろ。

未来も自由も壊された。


行きたくない。
やりたくない。
自由を返せ。



最後の反抗。




あの表情、あの猫かぶりな態度が崩れかけた瞬間…声を出して笑いたくなったわ。



…傑作でしたよ。


…せっかく楽に慣れると思ったのにね。