久しぶりの日記になってしまった。

このところ自己判断でお薬をやめていたのもあったせいか、不調。

回復期なのだと、あくびちゃんが言ってくれた。やさしいこころの、あたたかい言葉。ありがとう。

わたしがわたしを見失わないように。
迷子になったり、しゃがみこんでしまうけれども、差し出せば差し伸べられる手は、きちんとあるのだから。


ずっと愛しているひとがいた、成れの果てにまさに引き離されて会うことはおろか連絡先さえ知らない。わたしは時折宝箱から思い出をそっと取り出して、きらきらとした記憶を漂わせて、あそぶ。

あのひとは、悲しみであり愛憎でありわたしの海だった。陸なんてちっとも恋しくなくてあぶくになって、ふたりで沈んでしまいたかった。まるでブランケットのようなあのひと。

あの人が、四月から社会復帰を果たしたと人づてに教えて貰った。
ああ、何もかも放り出して会いにいきたい。わたしの海、かつての。

けれど、進んで忘れるよ。
愛しいひと、思い出の中にずっといて。