では前回の記事に引き続き、ここでは各キャラクターについての解説とエンディング紹介を述べよう。
◎一火
なんというか…不憫な主人公だな。なまじ優しい部分があるだけに、他人を放っておけずに首を突っ込む。その結果が必ずしもいい結果にならない辺りに涙を禁じ得ない。
だが、その人柄が無ければカレンシナリオやイアンシナリオのグッドエンドに行き着く事は不可能だっただろう。
つまり、一火はやはり主人公でなくてはいけないキャラなのではないかな。うむ、私は好きだよ。
・BAD END『ぼっち』
└積極的に人と関わってはいけない! 一人でいるのが吉だ。
→ある意味一番平和なバッドエンド。ぼっちを取るか、心の平穏を取るか…それは、君の自由にするといい。
◎カレン
メインヒロイン…なのだが、天界組シナリオなんかでは
影が薄い。特に泉シナリオなんかでは全く登場しない。
住んでいる場所が違う分、仕方がない事ではあるのだが…そういった面では彼女も不憫かもしれないな。
ただ、人間時代が絡む本人のルートではちゃんとヒロインをやっているし、全体的にシリアスなシナリオも個人的には良かったと思っているよ。
作風に合わない、という声もあるが…彼女のシナリオがこのゲームのメインという事を考えると、それは違うぞと言いたいな。
・TRUE END『第二の人生はじめました』
└最後の選択で、一火達にとっていいと思われる方を選びたまえ。
・GOOD END『願いの先に』
└最後の選択で、↑じゃない方を選ぼう。
・BAD END1『すれ違ったまま、』
└落ち込んでいる彼女には、すかさずフォローすべきだよ。
・BAD END2『プリンスさま(のファン)がみてる』
└あまり浪の悪口は言わない方がいいぞ。何せ、君の隣には…。
・BAD END3『通い妻ならぬ通い天使』
└カナヅチを克服できない、それはつまりトラウマを克服できなかったという事だ。
→『第二の人生はじめました』は、このゲーム全体を通してのトゥルーエンドだ。
『第二の人生』…それが何を意味するかは、実際に見て確かめて欲しい。
◎イアン
パッと見は温和な優しい少年に見えるが…そのルート確定条件を見れば分かる通り、なかなか難儀なタイプだ。
イアンのシナリオも、カレンと同じく人間時代が絡むシリアスなものである。
ちゃんとした友情ルートはこれと緒印シナリオぐらいのものなので、王道なストーリーを楽しむといい。
バッドエンドは全キャラ中最多。ギャグからシリアスまで様々だ。
・GOOD END『中途半端でも、』
└イアンの悩みに真摯に向き合おう。きっと気持ちは伝わるさ。
・BAD END『中途半端な吸血鬼』
└イアンが妙な素振りをしていなかったか? もう少し突っ込んでみるべきだろう。
・BAD END2『い い 加 減 う る さ い 』
└毎日毎日、何度も何度も同じ質問をぶつけるのは止めよう。しつこい男は嫌われるぞ。
・BAD END3『しつこい奴は嫌い』
└だからといって、一日に集中して質問をぶつけるのも駄目だろう…常識的に考えて。
・BAD END4『イライラは何のせい?』
└知らず知らずにイライラさせていたのではないかな。仕方がない、もう少し話の流れを考えてみよう。
・BAD END5『友情とはなんだったのか』
└現実は非情である。
◎ルビエ
公式で外道と書かれる小悪魔だ。カレンやイアンと違い、彼女のシナリオは人間時代には全く触れられない。彼女の無茶振りに振り回され続ける、一貫してギャグのシナリオだ。
ある意味、これがこの作品の真骨頂かもしれないな…ドタバタギャグ的な意味で。
・GOOD END『ともだちっ!』
└ルビエから友達認定を受けたのか、それは良かったな! これからも頑張れ!
・BAD END『ルビエのわがまま聞いてよぉ』
└ルビエからおねだりされた? それは良かったな! 頑張って叶えてやれ!
・BAD END2『罰ゲーム!』
└ルビエ考案の罰ゲーム? それは良かったな! ご褒美と思って頑張れ!
◎浪
・一日に話しかけられる回数がたったの
10回
・↑なのに反応されるかは
ランダム
・選択肢での好感度加減は
微々たるもの
・そこまで苦労しても、友情どころか
ギリギリ名前を覚えられる程度でシナリオが終了
・↑を終えなければ、
隠しキャラ(女)のシナリオをプレイできない
・↑もあり、
浪シナリオをクリアしなければCG回収100%にできない
ここまでの要素がある為、浪シナリオはかなり不評だ。苦労させられる割に、関係自体はシナリオクリアしても殆ど変わらないのだから徒労と言われても仕方がない…。
キャッチコピーの
マジうざ1000%がもうギャグになってないとよく言われているな。
・GOOD END『貴方の名前は…』
└ここまでよく頑張った…。もうゴールしていいぞ…。
・BAD END『おはようございます、帰って下さい』
└帰れるものならそうしている! と誰もが言いたくなるだろう。とりあえず、事前セーブは怠らないように。
◎ジェシカ
魔界のドジっ子アイドルを攻略…と言うとテンションが上がるが、実際恋愛関係にはならないのがまた賛否両論だ。
泉から話を聞いているとイベントが追加される。限定CGもあるから回収は忘れずにしておこう。
・GOOD END『仲良くしましょうそうしましょう』
└ジェシカは浪の事は天使長と呼んでいるが、泉の事は年増と呼んでいる。それを踏まえると、あの場で呼ぶべき相手は…。
・BAD END『あなたは女王様』
└君はドMかい? 違うならば、冥界にでも逃げよう。
・BAD END2『土下座してでも生き延びろ』
└君はSなのかもしれないが、とりあえずここは逃げるべきだろう。反撃などは考えない方が身の為だよ。
◎泉
ジェシカと同じく、攻略したからと言って恋愛関係にはならない。というかカレンと隠しキャラ(女)以外はみんなそうなのだが…。
浪やジェシカの話を持ち出すと機嫌を悪くする。それに気を付けるのと、後は常識的な規則などを守っていれば好かれる筈だ。
・GOOD END『天使、就職する』
└泉の質問には、嘘を吐いてでも真面目な回答をしよう。…その結果どうなるか? まあそんな事はいいじゃないか、ははは。
・BAD END『ふたりはヤバキュア』
└泉と仲良くなってから、わざわざジェシカに会いに行くとは…命知らずだぞ、君。
・BAD END2『天使長といっしょ!』
└このエンドを見た時、君は「緒印は心の友」と言う!
◎緒印
この作品の良心だ。一火に次いで常識人な為、他のメンバーに押されて空気化する事もあるが…。他のシナリオで疲れた時、彼女のシナリオへ行くといいだろう。
・GOOD END『妖精っ子は最高だぜ!』
└異性の友情とは、同性の友情とはまた違う魅力があるな…。私は大好物だ。
・BAD END『レディーには御法度デス!』
└君、君。女性の年齢は聞くべきじゃないよ。例え相手が見た目幼女だとしても、実際にそうだとは限らな……いや、何でもないよ?
◎隠しキャラ(性別不明)
数々のキャラにトラウマを生んだ、何でも食べる暴食悪魔だ。
このキャラに関しては、詳しい事を言うと
後々の公式展開にひびk……大人の事情にて詳細は伏せよう。
・GOOD END『いただきまーす!』
└とりあえず、ひとりにさせずひとりにならず、食事は必ず一緒にしよう。さもないと…。
・BAD END『君のアレ、食べたいなあ』
└死亡フラグを立てたくなかったら、全部を拒絶するのは止めたまえ! …いや、このエンドを見たならもう遅い忠告か…すまない。
・BAD END2『君の羽根、食べたいなあ』
└いくら自分に似合わない羽根でも、食べられたくはないよな? 冗談をかましているとリアルに取られるから気を付けよう。
・BAD END3『いっぱい…食べさせて?』
└ちょっと拒絶し過ぎたのではないか? あからさまに断らず、時には話を逸らしたり逃げたりする事も大切だよ。
◎隠しキャラ(女)
天界に住む天使で、この作品での数少ない女性天使だ。
しかも、この作品で恋愛ルートに行くのはカレンと彼女だけ。全キャラクリアがルート入り条件にあるだけあって、内容や登場キャラクターも今までの集大成となっている。
ここまで来たら、フルコンプも夢じゃないぞ!
・GOOD END『ダーリンは天界人』
└彼女と一緒にいるのは楽しいかい? よし、ならば結婚だ。
・GOOD END2『押しかけ天使ちゃんマジ天使』
└積極的に来られるのが嬉しいならば受け入れてもいいんじゃないかな。私も経験則から言って、好きな人には受け入れて欲しいものだよ。
・BAD END『二兎を追う者は…』
└全く、ふたりの女性の間であれこれ揺れているからだぞ? 反省するといい!
・BAD END2『悪魔さんはキライです』
└悪魔になりたい? 気持ちは分かるが、今はそれを言う時ではないな。
…さて、かなり長くなったが。この作品に関して書けるだけ書いてみた。
これを読んでくれた君も、是非プレイしてみるといい。恋愛ゲーとして期待すると肩透かし感があるかもしれないが…。
では、私はこれで失礼しよう。
「……先輩、何をやっているんですか?」
「ああ、後輩君。これはな……」
おわり。