<息吹宅の居間にて>
エン「ツリー飾ろうぜー!クリスマスツリー!」
クウ「わぁ〜、楽しそうだね」
リュウ「唐突ね…」
レツ「アハハハ!このサイト、クリスマスなのに何もしてないからねぇ?こういうの書いて少しでもそれっぽくしたいだけでしょ」
カリ「まぁいいんじゃないか?季節ネタは未来へのプレリュードでは出来ないし」
アン「……もみの木無いよ…?」
エン「そこはダイが何とかしてくれるよなー?大地の聖霊だし、木の一本や二本くらい生やせるよなー?」
ダイ「………うん」
エン「よしー!みんなやるぞー!」
エン「どーせやるならすんごいの飾ってー、息吹達を驚かせよーぜー!」
レツ「んじゃあツリーだけじゃつまんないし、ボク達の魔法使って色々演出しちゃおうよ。その方が面白いよー!」
リュウ「演出って…例えば?」
レツ「んー?例えば、息吹達が部屋に入って来たら顔面に水ぶっかけ」
リュウ「そういうのは演出じゃなくて嫌がらせって言うのよ!全然クリスマス関係無いし!しかも水ってことは私っ!?私が息吹や架奈美さんにそんなことすると思う?!」
レツ「思わない」
リュウ「思わないんなら最初から言わないでよ!今の冬の時期にそんなことしたら風邪引いちゃうでしょ!」
レツ「アハハハ、リュウってば冗談なのにムキになってる!」
リュウ「…もう!ねえカリ、あなたからも何か言ってやってよ」
カリ「そう言われてもな。正直言って今そっちの会話聞いてなかった」
アン「…リュウ…この人、ずっと話しかけてくる……こわい」
カリ「まあまあそう言うなよ。オレはただアンと話したかっただけだ」
アン「それがいやなの…」
リュウ「……はぁ」
エン「おいー!リュウー!来てくれー!」
リュウ「今度は何なの…って!?ツリー燃えてるじゃない!」
エン「だから消してくれよー。間違って燃やしちゃってさー」
リュウ「もう、馬鹿!」
――消化中――
リュウ「部屋には燃え移らなかったから良かったけど…エン、あんた一体何をしたの!?」
エン「いやなー、ツリーの横に松明でも立てとこーかと思ったんだけどさー、ちょっと手が滑ったー」
リュウ「何で松明!?ツリーの横に松明なんて聞いたこと無いわよ!」
エン「季節ネタがあんま出来ない未来へのプレリュード要素を入れようとしたんだけどなー。失敗かー」
※未来へのプレリュード要素…炎の大陸の松明
リュウ「…とにかく、松明は禁止!」
エン「ちぇー」
<二代目・クリスマスツリー誕生>
ダイ「……もう燃やさないで…」
エン「わかってるってー!」
リュウ(本当に分かってるのかしら…)
エン「なぁなぁみんな!オイラ良い演出考えたんだー!協力してくれー!」
レツ「なになに?やっぱり水ぶっかけ?」
リュウ「レツ!」
レツ「アハハ!冗談だってばー!」
<一時間後・息吹達帰宅>
ダイ「……早く来て」
息吹「どうしたんだダイ?」
架奈美「何か有るのか?」
…フッ…
息吹「なな、何だ!?辺りが突然真っ暗に」
架奈美「…これは…」
ピカッ!!
息吹「まぶしっ……あ」
エン「息吹、架奈美ー!」
聖霊達「「「メリークリスマス!!」」」
息吹「………」
架奈美「………」
レツ「アハハハ!イブキ達の呆けた顔!おっもしろーい!」
エン「見ろよコレー!オイラ達が協力して飾り付けた特製クリスマスツリーだー!」
ダイ「……もみの木提供はぼく…」
架奈美「そうなのか。…それにしても、凄いな」
息吹「…本当に凄いよ、お前達。うん、驚いたよ…」
アン「……どうしたの?」
息吹「…いや…その、カリ?何でツリーのてっぺんに座ってるんだ?(ツリーがビカビカ光って凄く眩しいんだけど)」
カリ「大将何言ってるんだ?ツリーの天辺に有るのは星に決まってるだろ?」
息吹「…星とイルミネーションの光源は全部お前か」
カリ「綺麗だろ?」
息吹「うん、まあ綺麗だけどさ…(ちょっと光り過ぎで目が…)」
アン「…いぶき…最初に部屋を暗くしたのはわたしなの…ちゃんとエンが言う通りにして…」
息吹「おお、そうなのか。偉いな!(なでなで)」
アン「……ふふ」
架奈美「息吹、窓を見てくれ。雪が降ってるぞ」
息吹「えっ?!…本当だ!」
クウ「やっぱりホワイトクリスマスが良いなと思って。降らせて来たんだ〜」
息吹「天候まで…エン、全部お前が考えたのか?」
エン「まーなー!…どーだー?いいクリスマスの思い出になっただろー?」
リュウ「私達は演出に参加出来なかったけど…その代わり飾り付けを頑張ったのよ」
息吹「お前達…」
架奈美「うん。いいクリスマスだ。皆、ありがとう」
息吹「よーし!それじゃあ、綺麗なツリーも有ることだし、みんなでご馳走食べるかぁ!」
聖霊達「「「わーい!」」」
――2010年12月25日、メリークリスマス!
おしまい。
〜あとがき〜
オチが思いつかず後半グダグダになりましたが、何とかクリスマスの日に完成させられました。
…と言っても、今朝から即席で書き始めた話なんですが…。
エンとレツは面白いこと・楽しいことが大好きなのでお祭りなど行事モノが大好きです。
リュウも基本的に楽しいことは大好きなのですが、常識外れなことばかり言うエンとレツに手を焼いてます。
カリとアン・クウはいつも通り。
ダイはいつもよりちょっとテンション高いです。あれでも。
息吹と架奈美は学校帰りにケーキやらを買って来たという流れ。
最後に、聖霊達の役割分担一覧。
・ダイ…もみの木提供&飾り付け
・エン、リュウ、レツ…飾り付け
・カリ…星+イルミネーション
・アン…サプライズ部屋真っ暗係(?)
・クウ…雪降らし係
それではこの辺で。
皆様、メリークリスマス!