過去に欲しかった新しいスケッチブックを今日、買った。
明日は少し早い秋風に揺れる色のついた美しいコスモスを描こう。
これからも、全ての道を歩く時、一本のペンと一冊のスケッチブックを持ち歩いて行くんだ。
大人になった今でも、それが世界を変えると、俺は信じている。
今夜は目を閉じて、そしてまた明日、目を醒ますだけだ。
お休みなさい、いい夢を。
あいつなら分かってるだろうから。
「誇りを持ってベストを尽くすこと」が大切だってこと。
とにかく仕事が忙しいのは伝わって来た。
俺は特に返事を出さなかったけど、やれるだけやれ。
心の中では、そう応援していた。
今年の夏は来なかったけど、多分、元気でいるんだろう。
そう言えば、ふるさとに戻ってたとき、親戚の奴から暑中見舞いやら手紙やらが届いていた。
これは、そんなに前じゃないな。
ところどころ水に濡れたような痕があったり、字が乱れていたりで、読みにくいったらありゃしなかったんだけど、
それには色んなことが書いてあった。