そのままバックでがむしゃらに突きまくり、手を前にまわして先輩の起立を握り上下に擦った。
先輩のそれはローションでも垂らしたかのようにドロッドロのぐちゃぐちゃ。
知らずに何度か達していたようだった。
「あっあっあはっも、もういく…!!いく!たつしいくーーーっ!」
「はっはっはっ、ん、うん、イッて…せんぱいっ」
「あっあっあっあーーーっ!!」
びくんっと体を震わせて先輩が達した。
ぴゅくぴゅくっと残った残液が飛び散り先輩はくったりと地面につっぷし、すこしの申し訳無さを振り切って、その動かなくなった先輩のナカに大量の精子を叩きつけて、俺も動きをとめた…
「はー…タマすっからかんだわ、もうなんも出ねえ」
すっかりスイッチの切れた先輩があっけらかんとそんなことを言う。
「笹原先輩、下品」
外灯のともる住宅街を寄り添いながら家を目指す俺たちは、どこから見てもさっきまでの行為が嘘のように健全な学校帰りの男子高校生だ。
「つってもお前だってノリノリだったじゃねえか…あ、着いた」
先輩の家の前でまたあした、と言おうとしたところで先輩がくるりとこちらを向いて、すこしだけ背伸びをし、俺の唇にそっとキスをした。
「ちょ、外ですよ…?」
「まあいーじゃん!…今日キスしてねーの、気付いてた?」
「あ…」
あまりにも性急に体を求めてしまったので忘れていたことを思い出して渋い顔になった俺に、先輩は気にすんなってと笑いながらぽんぽんと肩を叩く。
「…今週末は親、いねーんだ」
俺の部屋で今度はゆっくりしよう、そのときはいっぱいキスしよーな?
と言い残してじゃ、と玄関の戸をあける先輩の背中をみつめながら、まっかになった俺はしばらくその場から動くことができなかった。
(しあわせだ…)
おわる
思うと衝動に任せピストンは速度を落とさないまま、先輩の腰をがっしりと掴み時計回りに円を描くように大きく動かした。
「ひぁああーーーーッ!!」
「…うぐっ!」
摩擦の刺激に加え回転のかかった内壁は先輩への快感を増幅させたが、同時に俺の敏感になった鬼頭にも電流のような快感をもたらした。
とりつかれたように何度も何度も繰り返す。
「あああんっあんっあーっなにこれぇぇぇ!たつひぃぃぃ!きもちくて…ひんじゃうよぉぉぉ!」
「あっ…あ、やばっ、これすご…っちんこ…イキそ…っね、先輩…すごいねっ?」
「ひゅご…す…ご…っあはっおなかああ…ああっああっ」
先輩のナカの熱やねばつきや締め付け具合も最高だったけど、とりわけビジュアルが本当に毒のようだった。
木に手をつきこちらに尻を突き出した格好、上半身はブレザーを着込んだまま、足首まで落ちたスラックスとボクサーパンツ、力が入らないのか妙な形に膝が抜けてがに股になっていて、その間でぱつぱつに膨れ上がった袋と竿が千切れんばかりに揺れている。
飛び散った先走りが足元…ズボンや下着までを汚していたがそれどころではないらしい。
「あっあっあはっも、つら…つらいっ…立てないったつしぃぃ!」
ガクッと下がる先輩の体をとっさに右腕で支え、ゆっくりと土の上に下ろすと先輩は自力で手をついた。
「はっあ、も…もうだめっ、もうイキたい…たつしっ…シて…突いてっ」
刺さったままの自身がまたほんのすこし膨張したような気がした。
ずちゅんっ!!!!
「っ、つ、あーーーッ!!」
一気に根本まで突き入れると先輩は背中をぐわっと反らせて絶叫し、後孔をぎゅううと締め付けて、木の肌にねばついた白濁をぶちまけた。
「あれ…先輩イッちゃいました?」
白々しく横から顔を覗きこむと先輩は焦点の合わない瞳をして呼吸しずらそうに舌を出して喘いでいた。
「せーんぱい!」
ぺちん、と頬を軽く叩いてやると思い出したように呼吸を再開し、けほけほと小さく咳こんだ。
「大丈夫?」
「…あ、あ、おえ…いっ…」
「あは、かわいー」
ろれつがまったくまわっていない、赤ん坊のような先輩にどうしようもない愛しさが湧いて湧いて、溢れる衝動にまかせて腰を揺すった。
「あっあっあっあっ、はっ、たつしい〜〜っあっあっあんっあんっあんっ」
「んっんっんっ、先輩…の、ナカ…すごい、きもち…っ」
反り返り上向きに歪曲した自身の裏側と先輩のナカでぱんぱんに張った前立腺がごりごりと音をたてるように摩擦しているのがわかる。
熱く熟れた先輩の肉筒の中を俺の凶悪なまでに膨張した刀身が高速で出入りを繰り返す。
見えているはずもないのに、俺の張ったカリ首や血管が溢れる先走りでぬるつきを増した先輩の中の、波打つ壁面を思いきり擦りあげているのがビジョンとして伝わるようだった。
(だけど…だけど、もっとなんか…っ)
あんあんとひっきりなしに喘ぐ先輩をもっともっともっと高みへ、最高の絶頂に導いてやりたい。
可愛い。愛しい。
大事にしたいのにめちゃくちゃにしたい。
学校の、部活の、家族でさえ、誰も…俺しか知らない帰り道だけの笹原先輩…。
「あ〜〜、はん、あ、たつし…っいい!きもちい!おしりのあな…あっんん〜〜〜!」
お返しとばかりに先輩に後ろを向かせて木に手を着かせると俺は膝立ちになって先輩の双丘に顔を埋めて後孔をめちゃくちゃに舐め回した。
「…んちゅっ、くちゅ、せんひゃいのここも…んちゅ、においますよー…ちゅくちゅくっ」
「んあっあああ、だめ、だめぇ…えっちなにおいー!くんくんしないで…!あんん!」
自分はかぐくせに…思いながら先輩の孔に舌先を突っ込んだ。
先輩は一層高い声をあげて悦び、呼応するように孔がひくひくとうごめく。
ずちゅ、ぬぽっ…ずちゅ、ぬぽっ…ずちゅ、ぬぽっ
「んああっあ、たつしのベロ…っちんぽみたいい〜〜〜!」
ぎりぎりと先輩が木の表面に爪をたてるのが見えた。
「…そろそろ本物ほしいですか?」
日々の鍛練のおかげでほどよく筋肉のついたやわらかな太股を撫でまわしながら問掛けると先輩はふにゃふにゃに溶けきった顔でこちらを振り返りこくこくと何度も首を縦に振った。
「おねがいたつし…もういれて…お前のぶっといちんぽぶっ挿して…!」
「〜〜〜っ!!!!」
俺の唾液と先輩の先走りでべちょべちょな孔がすこし離れた場所にある外灯からの光に反射してきらきらひかり、俺を誘っていた。
はくはくと口を開いたり閉じたりを繰り返す孔はまるで本物の口のように俺を吸い込もうとしているようだ。
じ…っとそのようすを眺めていると先輩は我慢ができないのか、後ろ手に自分の孔をかきまわし「あ〜〜」だの「う〜〜」だの言って悦びはじめたものだからたまったもんじゃない。
俺は先輩から先輩の指を強引に取り上げると、いままでの恥態で復活以上の成長を遂げた自分の切っ先をうねる入り口にあてがった。
そしてもうひとつ、思春期の俺にとってはめちゃくちゃしあわせなことがあった。
「…ん、ん、たひゅひ…きもひい?」
「…ん、はい…すごく」
上目づかいに俺の顔をうかがう先輩に、にこりと返すと先輩も心底嬉しそうにふにゃりとした笑顔を見せた…
俺の息子を口いっぱいに頬張りながら。
先輩はもとが素直なため、普段振り切れんばかりに元気な反面落ち込むときはどん底まで落ち込む。
その傾向は全ての感情に表れるようで、一度スケベなスイッチが入るととことんスケベだ。それが最近は帰り道で起きることが多かった。
今日はサラリーマンでごったがえした電車の中で発情したようで、混雑をいいことに首筋にキスをされたり股間を撫でたり揉まれたり、とにかくその場で間違いを犯さないようにするので一杯だった。
だから地元の駅で下車してからはとにかく早急だった。
駅から家までの間にある公園の茂み、太い木のあるところまで先輩の手を取って足早に向かい、たどり着いた瞬間に俺はベルトをゆるめてスラックスのファスナーを下ろし、木に背中を預けた。
先輩はクスリと笑って躊躇うことなく俺の股間に顔を埋め一物に食らい付いた。
走ったせいか恐ろしくねばついた唾液につつまれ尖端を舌先でこねられる。
さらに根本をぐっぐっと絶妙な力加減で手淫され、俺はあっという間に絶頂した。
「うあっあ、先輩…!でる…!」
びゅくっびゅるるるっ……どくっどくっ…
「…ん、…ん、…ん、」
ごくりごくりと先輩の喉がいやらしく上下して、俺の精子を最後まで飲み干し、やがてぷはっと濡れた唇が離れていく。
「…すげえ量…てかニオイ、きついなー」
「…ちょ、そういうこと言わないで、仕方ないでしょ汗いっぱいかいたもん…嫌なら口でしてくれなくてよかったのに…」
恥ずかしさもあってそう返すと先輩は立ち上がり妖艶な笑みを浮かべて耳元で言う。
「…誰が嫌なんて言ったよ…?やらしーニオイでアッチがうずいてたまんないって言ってんの…」
…とんだ淫乱先輩だ。