ねこといっしょにBlack X-Cross Fade

煌との練習を終えた桃矢。
冷蔵庫を開け楽しみにしておいたピーチジュースを飲もうとしますが、直気に奪われてしまいます。
逃げる直気、追う桃矢。
ついに直気はご本尊に登ってしまいます。
かたくなにジュースを返すのを拒否する直気。
ついにご本尊が倒れ、ジュースはその下敷きになってしまいます。
とうとう直気は家出をします。

廃墟となった街を、母を思い出しながらひとり歩く直気。
そこで壊れたおもちゃ屋を漁っている鉄道ファンの青年と出会います。
青年が見つけた電車を見て母との思い出を鮮明にする直気。
直気は無理矢理、青年の家に連れて行かれます。

金桃寺。
その日は直気と麻由の母、しずかの誕生日。
桃が大好物で、直気たちは代わりにピーチジュースを墓に供えようとしていたのです。
このはに責められる桃矢。桃矢は、

｢心配すんなって。居場所はすぐにわかるからよ｣

青年の家。
思い出の場所とそっくりなジオラマを見て、自分の世界に閉じこもる直気。

直気を迎えに来た桃矢たち。
なぜすぐに居場所がわかったのかというと、直気と麻由の服にはこっそりと発信機を取り付けていたからです。
直気が戻ろうとした矢先、桃矢の余計なひと言が直気を頑なにさせてしまいます。
直気はとうとう完全に自分の世界に閉じこもってしまいました。

その時、ユンが襲来。

今度はグレイファスが説得を試みますが、またも余計なひと言が災いし、失敗。

ユンが近くまでやってきて、桃矢たちは迎撃します。
麻由の叫びを聞いて直気が外を見ると、麻由たちが瓦礫の下敷きに。
青年を振り切って麻由のもとに駆けつける直気。
瓦礫を持ち上げようとしていると、スッと桃矢の手が。

｢もっと力を入れろ、直気！｣

ユンはついにブルーピットをアウェイクさせます。
グレイファスをキバ化させ、ユンを撃破した桃矢。

桃矢と直気はお互いに謝って仲直り。
直気は桃矢を目標に剣道を始めることにしたようです。

そして、瓦礫の下でいまだ自分の世界に引きこもる青年…。

第9話完。

かなり好きな回です。
この作画監督の時はちょっと崩れた表情が多いので、その辺も好きですね。
鉄道ファンの青年の描き方がリアルのファンからはどうかと思うこともあるかもしれませんが。
見どころは直気と麻由の兄妹愛、そして直気と桃矢の関係です。
あとはグレイファスのお茶目なところなんかも見どころ。
直気は麻由を助けるためにお兄ちゃんとして頑張り、逆に桃矢には弟として甘える。
そんな直気を桃矢はちょっと厳しくも優しく接する。微笑ましい。
発信機のくだりなんかは、桃矢の優しさがよくわかる名シーンです。
その後が余計でしたがｗ

今回一番カッコいいところは、直気が瓦礫をどけるのを手伝うところですね。
ぶっちゃけ桃矢ひとりで持ち上げられたんだと思います。
だけど、それをせずにあくまで直気を立てて手伝う側に回った。優しくてカッコいいじゃないですかー。
仲直りのシーンも、桃矢にカッコいいと言われた直気の嬉しそうな顔は印象的。
本当の兄弟のようですね。

ふと思ったのが変身した桃矢のパワーってどれくらいのものなのか？ということ。
あの瓦礫がどれほどの重さかわかりませんが、結構デカいのでなかなかの重量だと思います。
映像から推測するに、桃矢は200kgくらいなら持ち上げられそうな気がします。
ジャンプ力も10〜15メートルは軽く跳ぶようですし。スピードも短い距離なら一瞬ですね。
ただ、防御力は並ですがｗ