哭き虫小屋

言わなきゃ良かった、って誰もが思うことあるよね
だから別にどうこうって話じゃないんだ

ぱって思い出すことって、フラッシュバック、って言うんだっけ？
何となく自室にいたら思い出して、後悔に苛まれている

手首を切った、死のうと思って切った
本当は死にたいから切ったんじゃない
辛いのを耐えたかったから切った
そう言えてたら、何か変わったのかな
でも返ってくる言葉は一つだけ

ふざけんのもいい加減にしろ
お洒落とか流行りで切るな

その言葉が深々と胸に刺さって抜けない
違うのに、そうじゃないのに

なんで分かってくれないの、とか、分かってくれると思ってたのに、とか、ああやっぱり分かってくれないんだね、とか、分かるわけないか、とか
思ってしまったとき、本当に死んでやろうかと思った

あのときほど、自分が狂気と言うものの片鱗を見たことはない
それほど僕は優しい世界にいた

僕は、何がしたいんだろう

ほら、全然僕の話聞いてないよね
僕のこと興味がないってことでしょう？
だったら、一緒にいる意味もないじゃん
何回何回何回も同じ話して、覚える気もなければどうでもいいくせに
すぐにそれをネタに怒ることしかしない

ああ、お腹痛いよ

何なん？
何なん、何なん、何なん？

そんなに僕がやることが不満？
何でも正しいことしないとダメなの？
って言うか、貴方は自分の考えが一番正しいって思っているよね

悪いけど、僕は貴方の思い通りになんて生きたくないし
そんな妄想押し付けないで

僕がどんなに普通に振る舞っても、もう意味なんてないんだね
じゃあここにいる意味もないんだね

すぐには無理だけど、落ち着いたら出ていこう
話なんてしない
だって、そっちが話す気ないんでしょ

だったら、僕だって考えがあるから
いつまでも子供じゃない

目が重い
明日は腫れてるのかな

どんな思いで、って言うけど
そっちこそ僕がどんな思いで言ったか分かってるの？

もう生きたくないって思うのはだめなの？
リストカットだって、死ぬためにしてるんじゃないんだよ

きっと、僕の心なんて
あなたには一生理解出来ないだろうね