昨日テレビでやっていたもの。

11日の地震以降、鬱蒼としていたり、人々が苛ついていたり。街の中がざわざわと落ち着いていなかった。

月も年度も変わる4月になったことで、多少は前向きになっていくだろうか。

私は正月あけから腸の調子が悪く、やたら体調を崩していたので、3月の地震の時まで精神安定(及び神経症)のピークにはいっていた。


そんな中での喪失感、絶望的な映像。
続く余震の中
被害が少なかったとはいえ精神的な打撃は大きい。

そんな人が今や各地にいるのだろう。


そんな中で見たのがこの映画。


ハムカツをあげてる父ちゃん
奥さんには愛されてるけど
血の繋がらない子供たちにどう接したら良いか悩んでる
実の弟に邪険にされてる
でも人がいい
いつも笑ってる
濡れ衣を着せられたりしても怒らない
泣かない

何でいつも笑ってられんだよ
という兄にいらつく弟
子供のときに自分と弟を見捨てて失踪した父
ハムカツ秘伝の40年つぎたしソースを子供に捨てられて
女装してお店で働くことになっても
(ふんだりけったりだが)

泣いても
憎んでも
怒っても
変わらないね
朗らかににこにことやっていこう

といった映画だった。


今、心に余裕の無くなりやすいときだ。

ちょっとしたことでイライラの火がつきやすい。

それだけのことがあったから、
でもそれだけのことがあったからこそ

なくもんか。なんだろうな。


本編はお笑い要素ありで、普段ならコメディ感覚でみるんだろうけど
今みると不安になったり泣いてても暗くなっていくばかりだもんな。と思う。