明けましておめでとうございます。
今年も気が向いたら更新、吐き出しブログにさせていただきます。
さて。
楽しみすぎて冬コミ1日目遠征参加してまで買いにいった、けんこうランドさんの同人ゲーム
「世界滅亡幻想共有マミヤ」シリーズ(シリーズくぐりであってるのかな?)の二作目にあたる
「マミヤ -Down Fall-」の書きなぐり感想になります。
1作目配布から約一年間水面下でずっと楽しみに待っていた分、全く期待を裏切らないどころかさらに深みを落としてくる2作目でした。
1作目はすでに入手不可になってるのですが、なんとびっくり同時収録されてるのでこれ一つで二作楽しめる!贅沢!1年続き待たなくてもいい!うらやましい!
ツイッターアカウント(@KENKOU_LAND)で作品紹介のツイートを多数していらっしゃるのでぜひともそちらをご覧になって興味をいだいていただけたら!
今作が2作目にあたる、「マミヤ -Down Fall-」
さらに続くとだけあって終わり方も謎と傷、困惑を残していくとんでもないやつでした。
おかげで胃痛起こして新年初めての晩御飯は雑炊に決まりました。
そんな「マミヤ -Down Fall-」
以下ものすごくネタバレ。
各一人ずつとかはちょろっとだけあるけど、一応全体的なお話。
いつもながらとってもながいよ!
BGMとシナリオ、各キャラの感想。
・BGM
BGMの選曲が言葉にできないぐらいすごすぎます。
数多あるフリー素材(一部は許可を取って使用?)の中から選び、見事に一つ一つを際立たせます。
一気に物語に吸い込まれ息をするのも忘れる。それぐらい惹き込んでいくの。やべえわこいつ。
BGMのわりに盛り上がってないのでは?とかそういう疑問ほとんどないです。
突然の急展開や、衝突、突然すぎてついていけない…なんて気持ち抱くよりも先にBGMがそういった困惑を掻っ攫っていくレベル。
しかしこの一気に連れて行かれる感覚が、いい意味で反則でした。
BGMの盛り上がりに連れて行かれるほどに、惹かれていけばいくほどに、いい未来を予測し終わりを迎えると信じ込んでしまいます。
なのでその後の展開なんて想像つきもしませんでした。
BGMはあくまで作中を盛り上げるために存在してると思っていたのが、プレイヤーの未来に対する想像力を鈍らせ誘惑する恐ろしいものだったとは…。
個人的ですが、この作品におけるBGMはそんな印象をうけました。
これが依頼してつくられたものではなく、自ら探し求め当てはめていった(もしくは合うようにシナリオをあわせた)というところ、度肝を抜かれます。
けんこうランド、もとい心太さん。恐ろしい人…!(ご本人はとても気さくで熱意の感じる大変良い人でした(笑))
・シナリオ(大まかな感想)
全体的に伏線回収もとい、プレイヤーの疑問等を重々承知ですとも!といわんばかりに最後に一気にまとめてあげてはさらに突きつけてくる、マミヤより前の「レムレスブルーの午前2時」をプレイしたこともあって、さすがだなってかんじでした。
はじめは世界滅亡というのをテーマでシナリオをかいてるんだなぁと思っていたら、びっくり、現実にあった「ノストラダムスの予言」や「マヤ文明の暦」などを懐かしいものがちらほら。
私にとっては「そんなのもあったなぁ」とかぼんやりする程度だったのでこれやって思い出しましたw
こういった現実にあった話などをヒントにこうしてシナリオを校正していくのすごいなぁ。
なんて感想しか述べられません!w
盛り上げて突き落とす、ここはあいかわらずえぐかったです(笑)
といっても1作目の「マミヤ -Fall Down-」ではフラグをがんがん立ててはフラグどおりに突き落としてくれたのでまだなんとか耐えたのですが(泣きましたけども!)、今作の最後は本当にびっくりでした。
いやこれもフラグはあったんです、それを忘れてしまっていたぐらいにはBGMに惹き付けられました。
そしたら見事にやられましたね…新年早々息絶え絶えになりながらも「きっつ…しんど…」と呻き苦しみました、楽しかったですw
・個人的にまとめておきたかった作品の内容(おかしいところ絶対ある)
夏目を含めメインキャラである彼らは本の世界に生きる主人公たち。
本の世界の物語。
1作目はメインの4人がたどる物語をただ傍観し、なにもすることができないまま彼らの死を見届ける、そんな作品でした。
そして2作目にあたる今回は彼らのたどる物語に「干渉」し、死へと追いやったマミヤの存在から遠ざけるために奮闘するお話でした。
そして謎だった3人(1名は透明人間)の「マミヤ」の存在が明らかになる作品でもありました。
一人の「マミヤ」の存在がわかると薄々と誰が「マミヤ」だったのかすぐに察することは簡単です。
察しなくてもその過程は見れるので親切設計(?)
・言いたいキャラの疑問と考察的なのといろいろ。
キャラクター編。
夏目 宗一郎
世界滅亡共有幻想マミヤにおける主人公といっていいはず、うん。
なんで君そんな善人なん???ってぐらいまっすぐ。まっすぐすぎてまぶしい。
彼はカトリック信者?なのでこんなにも善にあふれているのかな、と(謎の理屈)
そんな彼のころころとかわる表情が可愛すぎて悶えます。
メイド喫茶のシーンめちゃくちゃ可愛かった…。
なのにところどころスチルになるとくっっっそイケメンでかっこよすぎて惚れそう、好き。
可愛いとか、かっこいいとかおもうところはたくさんあったけど共感はしにくい、そんな主人公。
間宮
その姿は?見た目からして湊君が産まれる前、2つあった影のうちの1つでいいの?
でもこの本の中で産まれることはなく魂だけが三千世界へと返され傍観者になった…?
っておもったけどそれだと1999年の4人とは接点がないよね、うん。なるほどわからん。
ただに似てるだけなのかもしれない…。
彼がしたかったことは理解した、けれど彼の誕生がわからない。
彼は彼なりに救いたい4人がいて、夏目と同じように窮屈に生きるその4人を助けた結果がさらに苦しめるはめになって、そんな4人が下した決断を成功させてあげたいのが彼の望み…のはず。
なぞが深まるばかりだよーーーー!!
菊池リョウ
ストロベリードーナツたらふく食わせたい:::::
かわいい;;;;
ただそれだけ。
鮫島 聡
前作はサブキャラとして存在していて、周防君が心配な叔父さん的立場で好きだなぁって思ってた人。
とんでもねえひとだった、だれが死体愛好家とおもったか。
惹かれた結果がそういうキャラだったの初めてだわ。
でもよくよく考えれてみれば栽培したものよりカニやハツとかもともと生きている食材を好むってあたり考えたらぞわぞわきました。
微妙に絡んでたりするのかしらそういうところ。
周防 景人
周防景人ーーー!!!!!!!!!!
一番の謎を残していきやがったこいつ。
一番普通に見えてもっともおかしい登場人物。
ほんとにわけがわからない、生まれも死亡した年代も全てがおかしい。
たしかに君は生まれていた、なのにほかと違って生まれた年も死んだ年も、なにもかもがおかしい。
君は一体なんなんだ…!!!!
わからなすぎてどうしたらいいかわからない、とりあえずやり直す予定。
やり直しても絶対分からん。
彼は本当に周防景人なのか。
ちょい彼の考察的なの。
夏目と同じく干渉してこの本の世界で生きているような…感じ…?
だとしたら彼が他と違って裕福な過程、なにも問題のないいたって普通の一般人っていうのも理解できる。
だってもともとはなんの設定も持たない数多ある群衆のひとつだから...。
世界が滅亡する瞬間が非現実的なものだとしたら周防くんが惹かれてもおかしくないのでは…。
先輩と司書さん
司書さんのいうあの人っていうのは先輩のことな気がする。
先輩もまた司書さんのことを「あいつ」と呼ぶから。
何かしらの関係絶対ありそうここ。
世界の話編。
考察交じり。
本の世界で死んだあとにたどりつくのが三千世界、すなわちあの図書館。
図書館は傷つけるものはないというのになぜか存在する1つの銃。
そしておそらく病気にもかかることがない世界でなぜか存在する「病院」。
肉体から開放された魂のはずなのに傷がつくと血が流れる身体。
これらからして三千世界もまた本の世界と変わりないのでは…?という疑問。
先輩は消されてしまったというけれど、それこそが本当の死になるのではないのかと思ったり。
2作目大変楽しませていただきました、続き楽しみにしてます。