医療機関でのマスク常時着用はもはや適切ではない 米ハーバード大

2023年5月2日

 医療機関でのマスクの着用は、新型コロナウイルス感染症の登場以前から、感染予防の重要な手段とされてきた。新型コロナパンデミックの発生を受けてマスクの着用が拡大され、公共の場と同様に、医療機関でも、医療従事者から患者や病院訪問者までの全ての人がマスクを着用する「ユニバーサルマスキング」が実施され、感染予防に役立ってきた。しかし、パンデミックの内容や状況が大きく変化した今となっては、医療機関でのユニバーサルマスキングは、もはや適切ではない、とする見解が「Annals of Internal Medicine」に4月18日掲載された。