山際大臣、コロナ「行動制限」効果検証の必要性に言及 感染再拡大で

7/12(火) 13:16
朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、山際大志郎経済再生相は12日の閣議後会見で、行動制限の必要性について記者団から問われ、「今の段階で考えていない」と述べた。

 これまで政府は、まん延防止等重点措置などで飲食店やイベントを中心とした行動制限を講じてきた。山際氏は「同じような効果を得られるかどうか、議論した上でどうするのかを決めなければならない。有識者にしっかりと議論してもらわなくてはいけない部分もある」として、効果について検証が必要だとの認識を示した。

 現在、感染力が強いオミクロン株の系統の一つ「BA.5」への置き換わりが進んでいるが、政府対策分科会の尾身茂会長は11日、検査の充実やワクチン接種の推進、換気の徹底などで「乗り越えることは可能だ」などと語っている。(森岡航平)