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誤答

あたし


何か間違えてるの?







間違えてるんだろうな。











ここで問題です。



何を

どこで

いつから



間違えたのでしょうか?









わかる?

















わからないね。



















わからないから



蓋しちゃえ。



























ハイ、


おニューな“間違い”



ここに誕生。

裁き

泣きたい



泣きたい



泣きたい

















泣けない
















何も耐える必要などない




それなのに




何故流れない?

















罪人の垢は



露と化して



空に還すことさえ










許されないのか

















命果てるまで

抗えぬ摂理

さみしい





人間の裏表が寂しい









こうでもしないと
荒波に飲まれてしまう
人間の無力さが




哀しい














かくいう私にも







裏はあるのだけれど。

風物死

外に出た







僕を包むのは


冷たい北風









そのたった一吹きで


いとも簡単になびく

脆いマフラーを


他人事のように一瞥した















そういえば

冬なんだ



今更気付いたような

白々しい演技をする僕



それを嘲笑うかのように

ざわめく木々





なんだか悔しいから


空を見上げて


白い粉雪を待ってみた





彼らを覆いつくしてしまえと


黒い心が届くようにと


















けれど

待てど暮らせど

この荒れた街に

結晶が舞うわけもなく









仕方がないから


せめてものめくらましに


そっと息をはいてみた


いっそのこと僕の目の前を


真っ白に染めてほしくて





















なのに





何故?


















僕の目の前に現れたのは









冷たい雪でも

暖かい人肌の熱でもなく


























灰色のため息だった

合わせ鏡

ふとした瞬間に


後ろを振り返る


自虐的な人格








映るものは



ひびわれたビー玉























あれから


何を得た?


何を失った?



















なんて

いつも繰り返す

愚かな自問自答



















いつだって

浮かぶのは

灰色の残像




必死に生きて

何かを求めて







多くのものを

余りにも多くを





僕は失った


















何も手にすることなく

























そうして

ひびわれたビー玉は

欠けていく



粉々になるまで

何度でも

堕としながら

















わかってるさ


堕としているのは


紛れも無く


僕自身









でも


僕のビー玉は


欠けているから


不良品だから


勝手ながら


期待することを


辞められないんだ





















さて、























僕の

ビー玉を

磨くのは









誰だ?
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