話題:ひとつの恋の終わり。
恋に終わりがあるとすれば。
何をもって、終わりとするかはわからないけれど。
去年の今日。
この日が最後の日だった。
あたしが純粋に彼の彼女だと思いこんで隣にいれたのは。
去年の明日。
あたしは全てを知ることになって。
絶望する。
かといって、タイムマシンがあったところで、もう止めようとはしないかな。
こうなっていなければ今の彼との関係もなかったから。
どう転んでも、彼とは幸せになんかなっていない自信がある。
なのに、なんであたしはいつも彼を選ぶんだろうね。
きっとちゃんとあの日、あの時、別れられなかったせい。
うやむやになって、別れようの言葉もなにもなく。
あたし達は付き合ってたことさえも掻き消されて。
まぁその関係がむしろ空虚なものだったけれど。
それでも、ちゃんと。
あの時ちゃんと。
彼女がいるから別れようと一言。
そう彼が言ってくれればあたしは諦めがついたでしょうか。
彼女はいるけど、一緒にいたい。
まだこのままじゃだめ?といった彼をあたしは振り切ったはずなのに。
いつの間にか、あたしは彼をまた受け入れて。
本当に全部自業自得。
苦しい。
辛い。
あの時ほどではないけれど。
あの時があるから、今のあたしはきっとこうしていられるんだね。
なんかもう、全部恐ろしい。
上手く出来すぎてる。
いつ終わるんだろう。
おわるまで、終わらせるまで。
でも、それを決めるのは自分。