話題:会いたい。

普通に過ごしてる。

ごく普通に。

毎日せわしなく働いて。

同僚や家族とたわいない話をして。

あなたのことなんか一言も口にしないで。

まるで忘れたかのように、もう開き直ってしまったかのように。

あたしはあなたの存在を自分の中から追い出したふりをして。

1人の時なんて、ううん、黙ってる時はいつも。

あなたのこと大抵思い出してるくせにね。

あなたは元気かなぁとか。

今頃他の誰かと笑ってるのかなぁとか。

どうしようもなく、自分が惨めになることばっかり。笑

そうやってないと、忘れられる気がしないの。

あなたに会いたくて会いたくて。

あなたの顔が見たくて。

あなたの声が聞きたくて。

あなたを抱きしめたくて。

情けないよほんと。

次の人が現れたらきっとすぐ忘れられる。

そう思ってるけど、ほんとにできるのかなぁ。

あなたの笑顔も声も、綺麗な思い出も、醜い思い出も。

全部全部。

愛おしくて、抱きしめたくて。

最後に会った時。

もう二度と会えないと思った時があったから。

この一回がすごく貴重で、もう悔いなんてないと思ったのにな。

あたしは欲張りだ。

あと、もう一回、じゃなくて三回くらいがよかったな。

もっとあなたのそばにいたかった。

でも。

誰か、今のあなたの彼女の立ち位置にいる人と。

じぶんの立場を交換したいか?って聞かれたらそうじゃないかもしれないな。

そしたら、あたしはあなたの彼女になれるだろうけど。

それでもあたしは、あなたと過ごしたあの日々をなかったことにしたくない。

どんなに辛くても、彼女になれなくても、二番目だろうが浮気相手だろうが。

それでも、その逆境があったからこそ、あなたに愛されて。

あたしもあなたへの気持ちも、思い出もより愛おしく感じるのかもしれないから。

あたしは捻じ曲がっているのかもね、あなたの言う通り。

あなたと同じで。

でも、純粋に好きだったんだよ。

ほんとに。ほんとに。

だから、もう一度だけ。

もう一度だけ、あたしのこと見てくれないかな。

無理に決まってるのに。

だからこそ、願ってしまう。